2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13450242
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
長澤 泰 東京大学, 大学院・工学系研究科, 教授 (30217989)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中山 茂樹 千葉大学, 工学部, 助教授 (80134352)
筧 淳夫 国立保健医療科学院, 施設科学部・部長(研究職)
西出 和彦 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授 (80143379)
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Keywords | ヘルスケア / 高齢社会 / 癒しの環境 / 急性医療 / リハビリテーション / 災害 |
Research Abstract |
(1)2001年4月の米国・テキサスGUPHA第2回フォーラムならびに、2001年5月UIA-PHG国際会議(フィリピン・マニラ)、同年5月IFH世界会議(中国・香港)、2001年9月、Japan2001(英国・ロンドン・マンチェスター)、に引き続いて、2002年7月にはイタリア・ジェノアにおいて、GUPHA第3回フォーラムを開催した。ジェノアには日本・米国・英国・フィンランド・ギリシャ・カナダ・香港・韓国・フィリピン・イタリー・オーストリアの12力国、そしてWHO本部からの担当者を含めて30名余りが集まり3日間にわたり集中的討議を行った。最初に、英国での2020年の展望の講演があり、(1)病気の診断・治療だけでない健康に関する多様な社会システムモデルの構築、(2)患者や介護者の経験に基き家庭的環境で問題解決する患者中心のアプローチ、(3)単に心地よいだけでなく治療効果のあるデザイン(4)社会情勢・経済・地球環境を総合化した持続性(サステイナビリティ)を探求する必要性が討議された。 (2)2002年7月後半ドイツのベルリンで行われたUIA-PHG国際会議でも、本研究のメンバーが集まり協議できた。 (3)2002年11月に東京で行われた第31回日本医療福祉設備学会は研究代表者(長澤)が学会長,研究分担者の一人(筧)が副学会長をつとめ、国際シンポジウムに参加した英国・フィンランドの研究者と本テーマについての意見交換ができた。 (4)2003年1月試験的なGUPHA-Webサイト立上げを限定メンバー間で実施した。 (5)2003年3月オタワのカールトン大学を訪問し次回GUPHAフォーラム開催可能性を打診し、引き続きニューオリンズでグループの幹部が集まり,今後の研究に関する戦略会議を開催した。帰路、クレムソンソン大学に立ち寄り、イタリアの分校を提供してくれたこと表敬訪問をを行った。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] S ヴァーダバー(長澤泰 訳): "米国のヘルスケア建築の現状と今後の動向"病院. Vol.61,No.9. 70-76 (2002)
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[Publications] 長澤泰: "「健院」再論"新医療. 29巻,11号. 66-70 (2002)
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[Publications] 長澤泰 他: "建築が病院を健院に変える"彰国杜. 195 (2002)