2004 Fiscal Year Annual Research Report
ニュータウン等郊外住宅地のリニューアルに向けた地域施設体系の再構築に関する研究
Project/Area Number |
13450245
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
柏原 士郎 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (70029164)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉村 英祐 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (50167011)
横田 隆司 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (20182694)
阪田 弘一 京都工芸繊維大学, 造形工学科, 助教授 (30252597)
飯田 匡 大阪大学, 大学院・工学研究科, 助手 (40335378)
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Keywords | 高齢者 / 都心居住 / 千里ニュータウン / コミュニティ施設 / 住民評価 / 住環境 |
Research Abstract |
若年者や高齢者層を中心に都心回帰が進んでいることから,郊外住宅地の荒廃が予期されるようになってきた。本研究は,研究期間を鑑みて地域施設に対象を限定するが,こうした郊外住宅地をリニューアルすることで魅力ある街づくりを目指す研究の一環として,地域施設のあり方を探ることを目的としている。 平成16年度は,過去3年間の成果をもとに,最終年度として以下のようなとりまとめの研究を実施した。 1)新たに泉北ニュータウンの地域施設に関するアンケート調査を行い,昨年までの千里ニュータウンの結果と比較を行うとともに議論を行い,ニュータウンにおける新しい地域施設のあり方を提言した。 2)千里ニュータウンにおけるコミュニティ施設の調査を取りまとめて,ひがしまち街角広場の役割を検討した結果、地域内の住民,特に高齢者にとって、気軽に活動する場所であること,また他地域の交流拠点になっていることを明らかにするとともに,街角広場・公民館・小学校空き教室という異なったタイプのコミュニティ施設間の連携について新しい提案を行った。 3)千里ニュータウンにおけるセンター施設の経年変化を調査し,経年変化が大きい業種とそうでない業種の分類などを行った。そして,今後予定されている大阪府による管理から民間への売却という流れにおける,センター施設の在り方を議論した。 4)三田ニュータウンにおける施設体系に関する調査を取りまとめて,定住意向と地域施設満足度の関係性やコミュニティ形成過程における居住者参加の必要性についての知見を得るとともに,地区センターと街角施設の関係について新たな提案を行った。 5)公的賃貸集合住宅団地に関する調査を取りまとめるとともに,共分散構造分析を用いて住環境と住民評価の関係をモデル化した。
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Research Products
(6 results)