2002 Fiscal Year Annual Research Report
ハーレム復興を導いたNPOの事業手法と日本の住宅地区改良事業における地域経営戦略
Project/Area Number |
13450249
|
Research Institution | Ritsumeikan University |
Principal Investigator |
リム ボン 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (10202409)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
東 自由里 立命館大学, 産業社会学部, 教授 (80269795)
|
Keywords | ハーレム / コモン・グラウンド / コミュニティ・エンパワーメント / ホームレス / 都市再生 / 同和地区 / 改良住宅 / NPO |
Research Abstract |
平成14年度は研究計画に沿って以下のような調査分析を実施した。 (1)North Manhattan Empowerment Zone事務局へのインタビュー調査(2002年9月) ここでは、ニューヨーク市における都市再生事業とNPO事業との関連についての情報および資料の収集を行った。とりわけ、ハーレムのNPO(North Manhattan Empowerment Zone)の事業内容について当事務局長へのインタビューを実施し、状況の進捗状況を確認した。 (2)ハーレムにおけるHCCI事業の展開に関する現地調査(2002年9月) ハーレム・ブラッドハースト地区においてHCCIが供給管理している住宅ストックのリストを作成した。資料収集とフィールドワーク。 (3)Lower Manhattann Tenement Museumの活動に関する調査と資料収集(2002年9月) (4)日本建築学会での研究報告(2002年8月) 日本建築学会大会(東海)において、京都の都市再生について、「都市計画と政治」と題して研究報告を行った。 (5)ニューヨークのNPO : Coomon Groundの事業実績に関する現地調査(2002年9月) Times Squareにあるホームレス住宅プロジェクトを視察し、歴史的建造物の保全、ホームレスヘの住宅供給、入居者への職業訓練、福祉サービス支援に関する実情を分析した。 (6)京都市の同和地区のまちづくりに関する調査(2002年4月〜2003年3月) 京都市内の10地区の同和地区の地区診断作業に取り組むと同時に、地元住民組織との複数回にわたる学習会を実施した。 (7)和歌山県湯浅町の改良住宅団地を対象として、老朽住宅の建て替えと住宅地区改良事業の新展開に関する調査分析を実施した。
|
Research Products
(5 results)
-
[Publications] リム ボン: "同和地区における社会資本の蓄積と住宅地区改良事業の新展開"立命館産業社会論集. 38巻4号. 21-34 (2003)
-
[Publications] リム ボン: "都市計画と政治"日本建築学会大会都市計画部会研究協議会報告書. 45-51 (2002)
-
[Publications] リム ボン: "国会議員の京都観"立命館産業社会論集. 38巻3号. 195-207 (2002)
-
[Publications] Julie Higashi: "Religious Occupation during Postwar Japan : The Christian Community and Educational Institutions"Symposium on Pacific Creolization : Searching for Emerging Shared Values in the U.S.-Japan Borderlands. Woodrow Wilson Center for International Scholars, Asia Program. (口頭発表). (2002)
-
[Publications] リム ボン: "職住共存の都心再生"学芸出版社. 218 (2002)