2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13470334
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
香川 征 徳島大学, 医学部, 教授 (40035738)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
西谷 真明 徳島大学, 医学部・附属病院, 助手 (40304521)
金山 博臣 徳島大学, 医学部, 助教授 (10214446)
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Keywords | 樹状細胞 / 腎癌 / 免疫療法 / 免疫遺伝子治療 |
Research Abstract |
1親等マウスモデルの作成および樹状細胞の誘導 BALB/cマウス、C57BL/6マウス、CBFIマウス由来の骨髄樹状細胞誘導の系を確立し、フローサイトメーターによりMHCハプロタイプの確認を行った。 樹状細胞による特異的抗腫瘍免疫の誘導 BALB/c、C57BL/6、CBF1(C57BL/6×BALB/c)マウスよりbone marrow DCをそれぞれ誘導した(B-DC、C-DC、CB-DC)。BALB/cマウスに同系の腎癌細胞(Renca)5×10^5個/マウスを腹部皮下に接種後5日目にestablishした腫瘍内にB-DC、C-DC、CB-DCをそれぞれ10^6投与、その抗腫瘍効果を検討した。PBSのみの腫瘍内注入をコントロールとした。コントロール群と比較してB-DC、C-DC、CB-DC治療群すべてで腫瘍抑制効果が観察されたが、マウスの生存期間の延長はCB-DC治療群で最も著明であった。腫瘍の拒絶はB-DC、C-DC、CB-DC治療群でそれぞれ約10%、10%、40%で観察された。 免疫遺伝子治療に用いる発現ベクターの構築 インターロイキン18発現ベクターおよび、HSP70の発現ベクターを構築し、COS7細胞にlipofection法でトランスフェクション後、ウエスタンブロット法にて目的蛋白の発現を確認した。 抗腫瘍免疫の解析 抗腫瘍エフェクター細胞を同定するために抗CD4およびCD8抗体をハイブリドーマより作成した。
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Research Products
(1 results)