2002 Fiscal Year Annual Research Report
独自に開発したDNAチップを用いた発癌予測、微小転移推定、悪性度判定法の開発
Project/Area Number |
13470427
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Research Institution | Chiba University |
Principal Investigator |
丹沢 秀樹 千葉大学, 大学院・医学研究院, 教授 (50236775)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴原 孝彦 東京歯科大学, 歯学部, 助教授 (50178919)
横江 秀隆 千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (70261930)
鵜澤 一弘 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (30302558)
関 直彦 千葉大学, 大学院・医学研究院, 助教授 (50345013)
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Keywords | DNAチップ / 口腔扁平上皮癌 / microarray / 転移 / 予後 / 悪性度評価法 |
Research Abstract |
現在市販されているDNAチップは汎用チップであり、必ずしも口腔領域に適しているわけではない上に、価格が非常に高価である。そこで私達の研究グループでは口腔領域由来組織(正常粘膜、悪性腫瘍、転移リンパ節等)、からRNAを抽出・精製し、cDNA libraryを作成し、それを基にして口腔領域専用DNAチップを作成した。本年度は昨年度使用した1,423種類のcDNAクローン搭載チップを改良し、2,127種類cDNAクローン搭載チップを作製・使用し、腫瘍と正常組織における各種遺伝子の発現状況を調べた。 結果 1)口腔癌由来細胞株(HSC-3,HSC-4)で共通して発現が亢進している遺伝子は8種類、減弱していた遺伝子は52遺伝子であった。 2)20症例について、舌扁平上皮癌と正常口腔粘膜上皮から採取したそれぞれ20μgのRNAを用いてcDNA Microarrayで検討した。その結果、腫瘍組織において増強している遣伝子と発現減弱している遺伝子が多数同定できた。発現増強しているものが14種類、発現減弱しているものが12種類同定できた。 3)RT-PCRにより上記結果を確認した。 さらに、10症例について、現在、マイクロアレイ解析とRT-PCRによる確認実験を進めている。さらに症例を増やし、マイクロアレイ解析が出揃ったところで、転移、予後、微小転移等の臨床諸所見との相関性を来年度検討する予定である。
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