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2002 Fiscal Year Annual Research Report

加齢によるグルタミン酸、GABA神経系の変化が、麻酔の眠り、覚醒に与える影響

Research Project

Project/Area Number 13470438
Research InstitutionNagasaki University

Principal Investigator

鮎瀬 卓郎  長崎大学, 歯学部附属病院, 助教授 (20222705)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 坂本 恵美  長崎大学, 歯学部附属病院, 助手 (70346922)
Keywords加齢 / 中枢神経 / グルタミン酸 / 全身麻酔
Research Abstract

本研究は,加齢により変化する中枢神経系の変化が,全身麻酔薬によってもたらされる,眠り,覚醒にどのような影響を与えるかを検討する研究である.研究次年度である本年は,眠り・覚醒を定量的に検討するために,24時間連続運動解析システムを作成した.まず実験動物である,ラットおよびマウスの運動解析をするために,赤外線感受性のあるCCDカメラにより昼夜連続で,動物の運動量(移動量)を測定する機器を作成した.また,脳波をテレメトリーで連続記録し結果を解析ソフトで再処理して周波数解析を行った.これによりnonREM, REM両方の睡眠状態の定量解析が可能になる.この24時間運動・睡眠解析システムを用いて,いくつかの予備実験を行った.全身麻酔薬としてプロポフォールとケタミンを用い,就眠量を腹腔内投与して,麻酔中・覚醒時の脳波変化,覚醒後の運動特性の定量・定性解析を行った.その結果,プロポフォールを用いた全身麻酔より,ケタミンを用いた麻酔の方がnonREMの出現率が高く,また覚醒後の運動量も有意に多いことが分かった.
この予備実験の結果から,24時間運動・睡眠解析システムは極めて定量解析能力の高い事が確認できた.サーカディアン・リズムの変化,照度,温度,音などの外的因子を含めて,加齢による変化が,吸入麻酔薬(セボフルレン,イソフルレン),静脈麻酔薬(ケタミン,プロポフォール)の麻酔の眠り・覚醒にどのような影響を与えるかについて,実験中であり,最終年度では極めて興味深い研究成果発表が期待できる.

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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