2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13480021
|
Research Institution | Tokyo Gakugei University |
Principal Investigator |
田村 毅 東京学芸大学, 教育学部, 助教授 (10242231)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岸田 泰子 島根医科大学, 医学部, 講師 (60294237)
中澤 智恵 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (00272625)
倉持 清美 東京学芸大学, 教育学部, 講師 (30313282)
木村 恭子 日本赤十字武蔵野短期大学, 助手 (10320798)
及川 裕子 日本赤十字武蔵野短期大学, 助手 (90289934)
|
Keywords | 出産 / 子育て / 夫婦関係 / 子育てサポート / 親役割 / 子どもの発達 / ライフサイクル / ジェンダー |
Research Abstract |
結婚した夫婦がはじめて子どもを持ち、親という役割を担うプロセスの中で、親の成長、夫婦関係の変化、および子どもの発達への影響を明らかにするために、質問紙調査、面接調査、および子育てサポートによるアクション・リサーチを行った。 質問紙調査は、東京、埼玉、茨城などの保健機関、医療機関を通して、第一子を妊娠中の妻と夫に依頼し、約1300組から郵送にて回収を得た。質問項目は妊娠中の身体・心理的変化、夫婦関係、日常生活の負担、出産後の夫婦の役割分担などを含む。また、妊娠後4ヶ月と1年の時点で、了承を得られた対象者に対して同様な質問項目を含んだ調査票を順次郵送にて回収している最中である。この中間報告は日本子ども杜会学会第8回大会(平成13年6月23日、東京)にて口頭発表した。 面接調査は、質問紙対象者に依頼し、夫婦ふたり、あるいはひとりに対して約1時間ほどの面接(ヒアリング)調査を行った。質問内容は上記質問紙調査に準じ、半構造的面接法によった。その結果は東京学芸大学紀要にまとめた。 さらに、大学近辺に居住する対象者に呼びかけ、「子育てサポートの会」を3回開催した。ここでは、両親と子どもが参加し、研究分担者によるレクチャーと質問コーナー、ディスカッション、および参加者同士の自由な交流などから成る。その中から、対象者の自由な雰囲気の中での親子相互交流の様子を観察し、調査などでは語りきれない子育てと家族にまつわる挿話などを聴取した。 本年度は3年計画の初年度にあたり、調査対象者を広げた段階である。残り2年間をかけて対象者を追跡し、親の成長、夫婦関係の変化および子どもの発達への影響を数量的・質的の両面から調査していく計画である。
|
Research Products
(1 results)