2003 Fiscal Year Annual Research Report
日本語学習辞書編纂に向けた電子コーパス利用によるコロケーション利用
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13480069
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
大曽 美恵子 名古屋大学, 国際言語文化研究科, 教授 (30262918)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
滝沢 直宏 名古屋大学, 国際開発研究科, 助教授 (60252285)
藤村 逸子 名古屋大学, 国際開発研究科, 助教授 (50229035)
杉浦 正利 名古屋大学, 国際開発研究科, 助教授 (80216308)
玉岡 賀津雄 広島大学, 留学生センター, 教授 (70227263)
中田 清一 青山学院大学, 国際政治経済学部, 教授 (60146298)
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Keywords | 電子化コーパス / コローション / 雑談コーパス / コロケーション柚出ツール |
Research Abstract |
最終年度の今年は、13年度、14年度に整備されたコーパスを利用した研究及び関連する研究を内外の学会、研究会で発表した。 先ず、7月にクィーンズランド工科大学で開かれたオーストラリア日本学会において、分担者の滝沢、及び研究協力者の寺島、萩原がそれぞれ研究成果を発表した。8月には明海大学で開かれたASLALEXにおいて、分担者の滝沢と玉岡がそれぞれ協力者と共著の形で論文を発表した。同じく8月にワルシャワ大学で開かれたヨーロッパ日本学会国際大会においては、研究代表者の大曾と海外研究協力者の牧野がそれぞれ論文を発表した。9月にはブルターニュ南大学で開催されたコーパス言語学会において分担者の藤村が成果を発表することができた。 13年度に開発したコロケーション抽出ツール「茶漉」は更に改良を重ね、使いやすいものになった。13年度、14年度と収集を進め、作成した雑談コーパスにも手を加え、3月中に茶漉の検索対象として公開する予定である。日本語学習者の作文コーパスも引き続き整備・拡充に努めたが、新たに14の作文を加えるに止まった。 英英辞典にどのようなコロケーション情報が記載されているか、現在の日本語学習辞書に不足しているコロケーション情報は何か、それをどのような形で辞書に取り入れるかについては関係者の間で検討してきたが、論文の形にまとめるまでには至らなかった。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 大曾美恵子, 滝沢直宏: "コーパスによる日本語教育の研究・コロケーション及びその誤用を中心に"日本語学. 22・5. 234-244 (2003)
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[Publications] I.Fujimura, M.Ueda, H.Nakao: "De vs des devant les noms precedes d'epithete en francais : le probleme de petit"7es Journee internationales d'Analyse statistique des Donnees Textuelles. (印刷中). (2004)
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[Publications] 中田 清一: "句語彙項目:言語理論の交点"青山国際政経論集. 第61号. 167-196 (2003)
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[Publications] K.Tamaoka, Hyunjung Lim, H.Sakai: "Statistical Analysis of frequency data of lexical and syntactic compound verbs"Proceeding of Third ASIALEX Biennial International Conference. 282-288 (2003)
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[Publications] 小森 早江子: "英語を母語とする日本語学習者の語彙的コロケーションに関する研究"第二言語としての日本語の習得研究. 第6号. 33-51 (2003)
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[Publications] K.Terashima, N.Takizawa: "Towards Compiling a Corpus-Based Dictionary of Japanese Collocations"Proceeding of Third ASIALEX Biennial International Conference. 296-302 (2003)