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2001 Fiscal Year Annual Research Report

ごみ焼却施設周辺のダイオキシン類による健康影響を評価する統計モデル

Research Project

Project/Area Number 13480072
Research Institution国立公衆衛生院

Principal Investigator

丹後 俊郎  国立公衆衛生院, 附属図書館, 館長 (70124477)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 織方 裕光  国立公衆衛生院, 放射線衛生学部, 室長 (50185500)
山岡 和枝  帝京大学, 法学部, 助教授
池口 孝  国立環境研, 循環型社会形成推進廃棄物研究センター, 室長 (40094255)
Keywordsダイオキシン / ポアソン分布 / スコア検定 / モンテカルロシミュレーション / GIS
Research Abstract

本年度は、ごみ焼却施設周辺のダイオキシン類の健康影響を現状の環境に適した形で鋭敏に検出するための統計モデルを検討する第一段階として以下の研究を実施した.
1.調査対象焼却施設、周辺の市区町村の選定・調査:厚生省が平成9年4月に緊急対策の判断規準として示した「排煙1立方メートル当たり80ng-TEQを越える施設」を基本的な選定基準として63施設を選定し、そのうち幾つかの施設周辺の土壌中ダイオキシン類濃度を分析した.さらに、各施設から半径20kmの同心円内とその境界に位置する市区町村を対象に地形、土地利用状況を調査して適切と考えられた450の市区町村を選定した.さらに、市区町村の地理的位置は人口中心点を利用してxy平面座標へプロットするが、位置の座標化、各焼却施設からの距離などの計算を効率的に行うツールとして、GIS(Geographical Information System)のコンピュータソフトを選定した。
2.健康影響の評価方法の検討:ごみ焼却施設の煙突から排出されるダイオキシン類の施設周辺の最大着地濃度分布のモデル化を行うとともに、周辺地域のがん死亡率の経年的変化が該当する焼却施設が稼動を開始した時期、ダイオキシン類の排出負荷量、施設からの距離など要因を考慮に入れた柔軟な統計モデルの基礎的研究を行い、その成果を英国グラスゴーで開催された王立統計学会で発表した。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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