2001 Fiscal Year Annual Research Report
情報通信システム高信頼化のための評価技術に関する研究
Project/Area Number |
13480109
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
木村 俊一 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (50143649)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岡村 寛之 広島大学, 大学院・工学研究科, 助手 (10311812)
土肥 正 広島大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (00243600)
尾崎 俊治 南山大学, 数理情報学部, 教授 (10034399)
高橋 敬隆 早稲田大学, 商学部, 助教授 (20329064)
海生 直人 広島修道大学, 経済科学部, 教授 (80148741)
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Keywords | 情報通信システム / 信頼性 / 評価技術 / 確率モデル / ソフトウェアシステム / 予防保全 |
Research Abstract |
性能評価と信頼性を融合した新たな性能・信頼性評価技術(PRET : Performance/Reliability Evaluation Technology)の開発に向けて、平成13年度は以下の研究成果を得た。 ・木村は、新たな性能評価モデルとして、マルコフ過程をベースとする一般化拡散モデルを構築し、論文"Diffusion approximations for queues with Markovian bases"にまとめた。この論文は既に学術雑誌Annals of Operations Researchに採択され、2002年7月にMadridで開催される待ち行列理論に関する国際会議MCQT'02でも発表する予定である。 ・岡村、土肥、尾崎は、ソフトウェア・エージングを原因とする情報システムの処理能力の低下を回復させるための予防保全策として、ソフトウェア・レジュビネーション(software rejuvenation)方策を考察し、国際会議において発表した。また、論文"Performance evaluation of workload-based software rejuvenation scheme"として発表した。 ・河西、高橋は、ファクシミリ通信ネットワークの性能評価モデルについて分析し、論文"Performance modeling of a server for facsimile communication networks"として発表した。 ・2001年10月に東京工業大学で開催された日本オペレーションズ・リサーチ学会待ち行列研究部会において、河西は、"A study on multi-server queueing system with Markovian service process"を発表した。 ・2001年11月に京都大学数理解析研究所で開催された「あいまいさと不確実性を含む状況の数理的意思決定」研究集会において、岡村、土肥、尾崎、木村は、ソフトウェア信頼性モデル等の計3件の研究発表を行った。 2002年1月に名古屋で開催された「待ち行列理論とその応用 : 未来への展望」シンポジウムにおいて、岡村、土肥は、"An iterative estimation procedure for mixed Poisson process via EM algorithm and its application to queueing systems"を発表した。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] H. Okamura: "Performance evaluation of workload-based software rejuvenation scheme"IEICE Transactions on Information and Systems(D). E84-D・10. 1368-1375 (2001)
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[Publications] K.Kawanishi, Y.Takahashi: "Performance analysis of a server for facsimile communication networks"Probability in Engineering and Informational Sciences. 15. 295-310 (2001)