2001 Fiscal Year Annual Research Report
GIS(地理情報システム)を援用した吉野川流域の地域構造分析
Project/Area Number |
13490020
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
中嶋 信 徳島大学, 総合科学部, 教授 (90105320)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村田 明広 徳島大学, 総合科学部, 教授 (20143373)
石井 愃義 徳島大学, 総合科学部, 教授 (30035331)
平井 松午 徳島大学, 総合科学部, 教授 (20156631)
豊田 哲也 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (30260615)
高橋 晋一 徳島大学, 総合科学部, 助教授 (10236284)
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Keywords | 空間情報 / 地理情報システム / データベース / 河川事業 / 流域整備計画 / 画像解析 |
Research Abstract |
平成13年度は、主として自然環境、治水・利水史、文化・経済・社会的諸活動に関わる流域内における各種情報の収集を行った。本研究の遂行では、専門分野・研究テーマを考慮して4班構成をとるが、GIS(地理情報システム)は本来、かかる空間情報の重層的・階層的分析、ならびに分析結果の統合を目的としており、データベースの構築や地図化作業にあたっては、点的情報・線的情報・面的情報ごとに分析を進める必要がある。そのための統合データの設計についての検討を行った。 基礎的な統計データ・地図データとして、国勢調査、事業所・企業統計さらにデジタルマップなどのデジタルデータを使いた。他方、デジタル化されていない地形・地質情報や生態・植生情報については、空中写真や衛星画像を画像解析ソフト(ERDAS)を用いて分析し、画像処理データを作成した。また、治水・利水に関する歴史情報のうち、河川絵図・地図などの画像データ化を試みたほか、文化遺産などの画像データ作成を行い、書誌的情報とのリンクを検討した。 個別研究に加え、共同研究会を4回開催し、課題・方法の検討を深めた。内1回は高知県本山町での現地調査のおりに住民に公開して行った(7月28日)。また、GISの可能性を理解し、活用のあり方を幅広く論議するために、この共同研究が核となって、公開シンポジウム「産官学連携で創るGIS」を開催し(3月7日・徳島市)、技術面での検討を深めた。これらの過程で発表された研究論文は裏面記載の通りである。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 久保田滋, 樋口直人 ほか: "住民投票と地域住民-吉野川可動堰計画をめぐる徳島市民の反応-"徳島大学社会科学研究. 15号(印刷中未定). (2002)
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[Publications] 豊田哲也: "吉野川源流部の過疎地域における人口構造の研究-高知県嶺北地域の事例-"徳島大学総合科学部人間社会文化研究. 第9巻(印刷中未定). (2002)
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[Publications] 中嶋信, 野々瀬徹: "環境影響評価法と水環境保全へのNGOからの提案"水環境学会誌. 第25巻 第7号(印刷中未定). (2002)