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2001 Fiscal Year Annual Research Report

高強度テラヘルツ電磁波を利用した環境ホルモン物質高感度小型検出システムの開発

Research Project

Project/Area Number 13555015
Research InstitutionOkazaki National Research Institutes

Principal Investigator

猿倉 信彦  岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助教授 (40260202)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 西澤 誠治  日本分光株式会社, 新技術開発室, 室長
大竹 秀幸  岡崎国立共同研究機構, 分子科学研究所, 助手 (80290899)
Keywords環境ホルモン / テラヘルツ / フェムト秒 / チタンサファイアレーザー
Research Abstract

本研究はテラヘルツ電磁波の周波数帯における環境ホルモン物質の吸収を利用した微少量検出システムを構築し、さらに環境ホルモン物質の空間分布測定を行えるシステムをも構築する事を目的としている。
極微量の環境ホルモン物質の検出を行うためには、高強度のテラヘルツ電磁波光源及び高感度の検出装置が必要であり、現在環境ホルモン物質の吸収スペクトル測定と平行してその開発を行っている。我々が用いているテラヘルツ電磁波発生方法では、テラヘルツ電磁波強度は励起光源の平均出力の2乗に比例して増加するので、高強度の励起光源の開発が重要になる。そのためにこれまでに我々が開発してきた連続波レーザー光励起光増幅器を使用した、新しいテラヘルツ電磁波発生システムを構築中である。これを用いると、もとのチタンサファイアレーザーの高い繰返し周波数を維持したまま、数倍の平均出力を得ることが可能となり、発生するテラヘルツ電磁波は、約10倍程度になると期待される。また、環境ホルモン物質の取扱いは非常に危険を伴うので、官能基等を置換した毒性の少ない疑似環境ホルモン物質を用い、その吸収スペクトルの測定を試みている。現在、様々な溶媒との組み合わせを試して、検出に最適な条件を検討している段階である。
今後は、これら疑似環境ホルモン物質の詳細な吸収スペクトルの測定を行い、そのデーターベース化を行う。また、環境ホルモン物質の空間分布測定を行えるシステムの構築を行う予定である。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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