2003 Fiscal Year Annual Research Report
マンソン住血吸虫における全BACクローンの染色体マップの完成
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13557021
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Research Institution | Kyoto University |
Principal Investigator |
平井 啓久 京都大学, 霊長類研究所, 助教授 (10128308)
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Keywords | マンソン住血吸虫 / ゲノムプロジェクト / BACクローン / 染色体マッピング / 染色体彩色プローブ / 染色体顕微切断法 / 国際情報交換 |
Research Abstract |
BACクローンのマッピングを前年度に引き続き継続中で、現在までのところ、染色体上にマップできたクローンの合計は600個である。各クローンのマッピング像を3〜5個画像解析装置に取り込み、各々の位置をコンピューターソフトによって測定している。その測定値を相対長のパーセントとして検出し、染色体模式図に記入中である。 昨年度から取りかかった各染色体を染める彩色プローブは、第2、第3、第5、第7、Z、およびW染色体のプローブを作製した。各プローブはクローン化し、より安定した供給を可能にしている。現在のところ、1本の染色体の全体を彩色するプローブは、第7染色体だけであるので、今後も彩色プローブの作製を継続し、全て染色体の全体彩色プローブ作製を目指す。 本年度は、依頼を受けて染色体マッピングの方法を記載した総説を執筆した。また、海外共同研究者とともに、マンソン住血吸虫ゲノムプロジェクトの現状を説明する総説を執筆した。さらに、マンソン住血吸虫ゲノムプロジェクトの国際コンソーシアムとの連繋により、ゲノム配列と染色体マップの完成を目指し、科研費研究の終了時点で染色体マップ図を公表する予定である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] Taguchi, T. et al.: "A useful probe for analyzing Y chromosome evolution of the Old World mokkey generated by chromosome microdissection"Chromosome Research. 11. 147-152 (2003)
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[Publications] Iwase, M. et al.: "The amelogenin loci span an ancient pseudoautosomal boundary in diverse mammalian species"Proc.Natl.Acad.Sci.USA. 100. 5258-5263 (2003)
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[Publications] Hirai, H. et al.: "Chimpanzee chromosomes : retrotransposable compound repeat DNA organization (RCRO) and its influence to meiotic prophase and crossing over"Cytogenetic and Genome Research. (in press). (2004)
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[Publications] Guillen, AKZ. et al.: "Transcriptional repression mechanisms of nucleolus organizer regions (NORs) in humans and chimpanzees"Chromosome Research. (in press). (2004)
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[Publications] LoVerde, PT. et al.: "Schistosoma mansoni genome project : an update"Parasitology International. (in press). (2004)
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[Publications] Hirai, H., Hirai, Y.: "FISH mapping for helmonth genome.In : Parasite Genomics Protocols"Humana Press Inc.. 379-394 (2004)