2001 Fiscal Year Annual Research Report
脳腫瘍関連遺伝子発現の非侵襲的画像を用いたエビデンスに基づく遺伝子治療の研究
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13557121
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Research Institution | Kyoto Prefectural University of Medicine |
Principal Investigator |
今堀 良夫 京都府立医科大学, 医学部, 助教授 (80191899)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
峯浦 一喜 京都府立医科大学, 医学部, 教授 (70134103)
橋本 直哉 京都府立医科大学, 医学部, 助手 (90315945)
笹島 浩泰 京都府立医科大学, 医学部, 講師 (80196188)
小野 公二 京都大学, 原子炉実験所, 教授 (90122407)
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Keywords | 脳腫瘍 / 遺伝子発現 / アンチセンス / PET / テロメラーセ゜ / 遺伝子診断 / 遺伝子治療 / VEGF |
Research Abstract |
遺伝子発現のヒトでの非侵襲的画像が可能になれば、PET情報に基づくin vivo遺伝子診断や創薬的遺伝子治療の開発に貢献できるものと考えられる。 本年度結果 (1)テロメラーゼ遺伝子に対するアンチセンスの作成 ヒト・テロメラーゼ遺伝子のrcverse transcriptase subunitとcatalytic subunit、及びテロメア認識配列である蛋白内RNA配列に対してアンチセンスを合成した。方法論として新たに^<11>C-ODNの合成法にはシングルストランド法(Single Strand Method)とダブルストランド法(Double Strand Method)が開発できた。 (2)ポジトロン核種^<11>Cによるオリゴヌクレオチドの標識 各種オリゴヌクレオチドを上述した方法を用いて、数々の核酸アナローダ体において標識実験を行った。その結果、phosphorothioate体とPNAで可能であることが質量分析(mass spectrometry)で実証された。 (3)脳腫瘍動物モデルの作成及び遺伝子発現の画像化 ヌードマウスで皮下移植モデルを作成し、PETで画像化を行った。その結果、シングルストランド法(Single Strand Mcthod)で合成したphosphorothioatc体でのreverse transcriptase subunitに対するものが最も効率が良かった。他の癌関連遺伝子としてはVEGFやKi67を標的とする^<11>C-ODNを現在開発中である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 今堀 良夫: "癌における遺伝子発現の画像化-ポジトロン標識アンチセンスによるテロメラーゼmRNAの生体画像化法-"癌の臨床. 47・(1). 72-75 (2001)
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[Publications] 今堀 良夫, 他6名: "基底核機能障害におけるポジトロン標識フルオロドーパの臨床"Progress in Medicine. 21・(8). 2021-2027 (2001)
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[Publications] 笹島 浩泰, 今堀 良夫, 他2名: "Bobble-head doll syndromeを呈した鞍上くも膜嚢胞の1治験-18F-fluorodopa-PETによる基底核機能の評価-"Progress in Medicine. 22・(1). 248-253 (2002)
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[Publications] Imahori, Y. et al.: "Positron Emission tomography : measurement of the activity of second niessingers systems."Methods. (in press). (2002)
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[Publications] Imahori, Y.at al.: "Activation studies in putaminopallidal system in Parkinson's disease."Parkinsonism & Related Disorders(Helsinki, Finland). 7. s45 (2001)
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[Publications] Kondo, M.Imahori, Y.et al.: "Altered interaction in Putaminothalamocovitical cuicuit in corticobasal degeneration:"C-DAG-PET study."Parkinsonism & Related Disorders (Helsinki, Finland). 7. s46 (2001)