2004 Fiscal Year Annual Research Report
遠隔操作によるロボット内視鏡下手術装置の開発と臨床応用
Project/Area Number |
13557133
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Research Institution | Hamamatsu University School of Medicine |
Principal Investigator |
鈴木 和雄 浜松医科大学, 医学部, 助教授 (00111807)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
牛山 知己 浜松医科大学, 医学部付属病院, 講師 (50176658)
大田原 佳久 浜松医科大学, 医学部, 助手 (80124717)
高山 達也 浜松医科大学, 医学部, 助手 (90324350)
内久保 明伸 オリンパス(株)外科事業推進部開発4, 課長代理
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Keywords | 内視鏡下手術 / 遠隔操作 / ロボット手術 / 光ファイバー |
Research Abstract |
(1)遠隔ロボット内視鏡下手術の開発:平成15年度に本学研究棟泌尿器科医局と手術室を光ファイバーおよびルーターを介した学内LANで接続し,遠隔地からの操作によるテレロボティック内視鏡下手術を施行した.100メガビットのブロードバンド,インターネットプロトコールを用いた遠隔操作においても,内視鏡画像,音声,モニターレイアウトが的確にリアルタイムに転送され,遠隔手術は安全・確実に施行可能であった.本年度に於いては,オリンパス社製Image Trac Systemを用い,本学泌尿器科医局と中央手術室との間で遠隔操作によるカメラコントロールおよび音声,アノテーションによる遠隔支援手術を施行した,遠隔地からのカメラコントロールおよび内視鏡画像,音声,モニターレイアウト表示はリアルタイムに鮮明に伝送された.特に内視鏡手術を施行する上で最も重要であるカメラコントロールは安全,かつ確実に施行可能であった. (2)画像転送システムの改良:光ファイバーネットワーク、ブロードバンド、インターネットプロトコールを用いた情報伝達システムを利用するために、我々は既にデジタル出力をEther方式にするためのデジタルEthernet変換機器を内蔵した画像出力装置を開発した.本年度は、我々が開発した超高容量情報伝達システムをEther Internet Protoco1信号伝達方式に変更し,全国的に網羅されている光ファイバーネットワークと医療施設のLAN回線とを接続し、本学研究棟と学外医療施設の手術室との間で本機器を用いたテレロボティックエンドサージャリーを実施するうえでの問題点等を検討した.個人情報保護のための情報暗号化システムを開発するとともに,遠隔手術における法的問題点などを明らかにした. (3)泌尿器科内視鏡下手術および光ファイバーを用いた遠隔ロボット内視鏡下手術システムについて発表した.
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Research Products
(5 results)