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2004 Fiscal Year Annual Research Report

遺伝医療における遺伝看護の機能と役割およびそのネットワークシステムの開発

Research Project

Project/Area Number 13557231
Research InstitutionTOKAI UNIVERSITY

Principal Investigator

横山 寛子  東海大学, 健康科学部, 助教授 (30143150)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 溝口 満子  東海大学, 健康科学部, 教授 (00287103)
和田 恵子  東海大学, 健康科学部, 助手 (10287104)
守田 美奈子  日本赤十字看護大学, 看護学部, 教授 (50288065)
Keywords遺伝 / 遺伝看護 / 遺伝医療 / 遺伝専門看護師 / 出生前診断 / 羊水検査 / 遺伝相談 / 遺伝看護研究
Research Abstract

1.研究の経緯
H14年度に「羊水検査への医療者の介入状況」に関する調査を実施したが、医療者側ではなく、クライエント側の現状を把握することの必要性から、H15年度末より「羊水検査を受けた妊婦」への面接調査を実施していた。症例数が少なかったため、今年度も継続調査を実施し、クライエント側からみた医療者とくに看護職の対応の現状とそのニーズについて、より多くのデータ分析を行った。
2.研究実施内容
(1)羊水検査を受ける妊婦の医療職の関わり実態把握とその医療職へのニーズに関する面接調査:
H病院において羊水検査を受けた妊婦を対象として、半構成的面接調査を実施した。
(1)検査受検の理由とその経緯
(2)受検決定に関する夫やその他の家族のサポート状況
(3)受検決定関する医療職の参入状況
(4)受検決定・実施時・実施後の医療職へのニーズ
(2)看護職の遺伝医療への関わりに関する文献的検討:
医学中央雑誌より「遺伝医療への介入状況」の変遷を分析する。
3.研究結果
(1)(1)受検理由は、「高年齢」を理由とした者が最も多かったが、受検決定までの経緯は様々であった。その中で注目すべき要因は、すでに経験した育児、あるいは初めての育児の大変から、「障害児を養育することへの負担感」をあげる者が多かった。(2)受検決定に関する夫やその他家族のサポートに関しては、出産主体者である妊婦に決定権を移譲している家族が多く、充分な話し合いをしている妊婦は少なかった。(3)受検決定に関する医療職の参入状況は、まだ充分とはいえるものではなく、立場の異なる医療者の情報提供によって「受検決定」に関する混乱さえ生じていた。(4)受検決定前、実施時・後の医療職へのニーズは、どの時点においても些細な事柄の相談役になってくれる医療者の存在を望んでいた。
(2)看護職の遺伝医療への関わりに関する文献的検討では、遺伝医学文献の急増に比較すると、医師による遺伝医療に関する研究報告の増加率に比較して看護職の報告は少なかった。

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Published: 2006-07-12   Modified: 2016-04-21  

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