2001 Fiscal Year Annual Research Report
教科書分析に基づいた学習用Web情報の検索・分類システムの開発に関する研究
Project/Area Number |
13558012
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
中山 実 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (40221460)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
青柳 貴洋 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助手 (10302944)
室田 真男 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (30222342)
西方 敦博 東京工業大学, 教育工学開発センター, 助教授 (60260535)
清水 康敬 国立教育政策研究所, 教育研究情報センター長 (10016561)
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Keywords | 学習情報 / Web情報 / 特異値分解 / シソーフス / 自己組織化マップ / 文書検索 / 文書分類 |
Research Abstract |
本研究では、授業で使われる教科書を分析し、必要とする学習情報をインターネット上から容易に抽出し、分類できるシステムを開発することを目的としている。さらに、学習情報としての画像情報の分析手法についても検討することを目標にあげている。 本年度は、以下の3つの内容を検討した。 1.学習用語に基づく文書分類方法の検討:分類方法を確立するために、小学校指導要領から用語と教科学年の特徴ベクトルを得て、任意の文書の特徴ベクトルを推定する方法を検討した。この特徴情報を用いて、3つの方法で文書検索および文書分類の方法を検討した。方法は、ベクトル空間モデル、特徴情報を学習した自己組織化マップ、およびニューラルネットワークである。それぞれの方法で可能であることを示し、その性能を比較した。 2.Webの検索システムの開発と評価:社会科の教科書に出現する用語と前述の自己組織化マップを用いて、検索しようとする教科学年の確認と、類似する用語リストを明示して、検索を支援するシステムを開発した。さらに、ユーザによる本システムの検索支援を評価する実験を行った。その結果、検索語を追加することによって、ユーザの支援ができることと検索性能の向上が認められた。 3.教科書の語彙の収集:教科書に記述されている語彙を収集して、その文章表現の特徴について分析を行った。また、情報検索や情報分類に利用する方法を検討した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 高橋功次, 中山実, 清水康敬: "ドライブシミュレータ操作中の瞳孔面積と視点移動"映像情報メディア学会誌. Vol.54. 1323-1329 (2000)
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[Publications] 中山実, 清水康敬: "A Feasibility Study of the Development of Subject Categorization Methods for Educational Resources"Proceedings of the 2001 UK Workshop on Computational Intelligence. Univ. of Edinburgh. 150-155 (2001)
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[Publications] 中山実, 清水康敬: "用語辞書の自己組織化マップを用いた学習用Web情報の分類に関する検討"第2回自己組織化マップ(SOM)研究会講演論文集. 55-60 (2001)
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[Publications] 中山実, 清水康敬: "Web情報の教科推定手法と判別性能の比較"電子情報通信学会技術研究報告. ET2001-27. 31-38 (2001)
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[Publications] 中山実, 清水康敬: "背景画像の変化が文章の音読速度に与える影響"映像情報メディア学会誌. Vol.55. 1045-1048 (2001)
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[Publications] 中山実, 清水康敬: "学習用Web情報の教科分類方法に関する検討"日本教育工学会第17回全国大会講演論文集. K1p23-05. 63-64 (2001)