2002 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13558036
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Research Institution | Kyushu Institute of Technology |
Principal Investigator |
原尾 政輝 九州工業大学, 情報工学部, 教授 (00006272)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
横山 茂樹 高電工業(株), インフォメディカル事業部, 研究主任
山田 敬三 九州工業大学, 情報工学部, 助手 (60325579)
平田 耕一 九州工業大学, 情報工学部, 助教授 (20274558)
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Keywords | データマイニング / 相関規則 / 感染症予測 / 院内感染 / 薬剤耐性菌 / XML / Java / 意思決定支援システム |
Research Abstract |
本研究の目的は、膨大に蓄積された医療検査データを利用して,感染症発生規則の発見手法を確立し,院内感染症の早期発見のための院内感染予防支援システムを構築することである。今年度実施した研究課題と研究成果は概略以下の通りである。 (1)データマイニング手法を用いた感染症発生予測規則発見エンジンに関する研究:病院で蓄えられている医療データのデータマイニングのための洗練を行い,それを用いて,決定木を構築する方法と相関規則抽出アルゴリズムの2手法を用いて感染症発生予測規則の抽出を行った。特に,院内感染で深刻な問題となっているMRSA(メチシリン黄色ブドウ球菌)の発生に関する相関規則について詳細な実験を行った。得られた実験結果については研究会などで報告を行っている。 (2)院内感染予防支援システムに関する研究:院内感染の発生予測を行い,院内感染の予防を支援するための医療従事者の意思決定支援システムの研究を行った。まず,種々の感染症発生要因に基づいてデータを分析してその統計量や経時変化を視覚化し,医療従事者の現状認識を支援するシステムを構築した。また,注目する項目に沿って原因を検索したり,相関規則を指定したときその規則に有意性があるかどうかなどの判定が行えるシステムを開発した。今後のネットワーク環境での使用を考慮し,プログラミング言語としてはJavaを用いており,柔軟なデータ処理が可能となるように医療データはXML化している。 今後は,データウェアハウス的な観点から,データに感染症予測に特化した検査ツール(統計処理,経時変化,視覚化)機能,医療データベースを解析する多次元データ解析機能,および,発見ツール(データマイニング)について研究を行い,実用的なシステムの構築を行う計画である。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 永住, 平田, 原尾: "データベースからの単調DNF式被覆の抽出"第55回電気関係学会九州支部大会論文集. 350-350 (2002)
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[Publications] 池永, 平田, 原尾: "薬剤耐性データベースのXML化と相関規則の抽出"第55回電気関係学会九州支部大会論文集. 498-498 (2002)
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[Publications] 永住, 平田, 原尾: "MRSA検査データからの単調DNF式被覆の抽出"人工知能基礎論研究会資料. 第50回. 7-12 (2002)
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[Publications] 和田, 平田, 原尾: "MRSAとMSSAを類別する決定木の構築"人工知能基礎論研究会資料. 第50回. 13-18 (2002)
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[Publications] 池永, 平田, 原尾: "薬剤体制データベースを基にした院内感染の発生予測"日の国シンポジウム論文集. B6-1-B6-12 (2003)
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[Publications] 松岡, 横山: "医療データマイニングによる感染症検査データ解析"医療と検査機器・試薬. 25巻No.1. 11-21 (2002)