2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13558065
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Research Institution | Sasebo National College of Technology |
Principal Investigator |
藤田 逸朗 佐世保工業高等専門学校, 電気工学科, 教授 (20311110)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
高比良 秀彰 佐世保工業高等専門学校, 電気工学科, 講師 (80249896)
川崎 仁晴 佐世保工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (10253494)
南部 幸久 佐世保工業高等専門学校, 電気工学科, 助教授 (00228115)
辻本 進一 (株)タクマ, プラント建設統轄本部, 研究職
三橋 和彦 佐世保工業高等専門学校, 電気工学科, 助手 (60311114)
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Keywords | ごみ処理 / ダイオキシン / ごみ発電 / 環境保全 / 手書き文字認識 |
Research Abstract |
本研究は、近年問題となっている地球環境問題,その中でも特に関心の高いごみ燃焼時のダイオキシン発生の問題を解決するため、最適なごみ燃焼システムを考案するものである。本年度は、焼却場の過去のデータを入手し,それをデータベース化して時系列データのグラフ化を行う(データベースの構築)こと。これらのデータをもとに、ごみ焼却制御システムをビジュアルベーシックによってプログラミングし、実際のごみ焼却場へ応用すること(燃焼プログラムの構築)、ごみ発電による資源の再利用の高効率化(燃焼熱の再利用)を考えた。その結果、以下のことがわかった。 1)昨年度までの、佐世保市内のゴミ焼却場の運転日報をもとにダイオキシン発生に相関がある作業工程を調べた。その結果、ダイオキシンと相関のあると言われている炭酸ガス濃度は、再燃焼室の温度に深い関係があることが分かった。 2)データベースの構築に必要な手書き文字認識プログラムを開発した。運転日報は罫線が多く、記入者もばらばらであるので、現在の認識率は26〜50%である。 3)これまでのごみ焼却プロセスにおける熱収支を計算した。その結果、余剰熱は発電等に有効利用できることを明らかにした 上記の結果は、これまでの観測を元に得られたものであり、1時間おきに記録されたものである。さらにきめ細かな制御を行うため、データを取り込む際に、チャンネル数を8から48へ向上させ、さらにマルチプレクサを利用して高速化を図った。現在、このシステムでの動作チェックと、実際の燃焼システムでの試運転を行っている。これまでの数回の使用では誤動作は確認されていない。 以上の成果は,電気学会(日)や大気環境学会で報告する予定である。 来年度は本年度できなかった、手書き文字認識プログラムの認識率を向上させ、より多くのデータを収集することと、作製したプログラムの信頼性を向上させる予定である。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] Yoko Ikeda: "Ozone treatment for waste water purification at sedimentation tank"Proc.of the third International Symposium of Non-Thermal Plasma technology for Polluion Control. 10巻. 34-36 (2001)
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[Publications] 池田陽子: "オゾンによる下水の改善(II)"電気関係学会九州大会講演予稿集. 54巻. 254-254 (2001)
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[Publications] Yoko Ikeda: "Ozone treatmen with ceramic filter for waste water purification"Proc. of 2001 Japan-Korea Joint Symposium on Electrical Discharge and High Voltage Enginering. 5巻. 125-129 (2001)