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2001 Fiscal Year Annual Research Report

EU地域政策の展開と地域の文化・言語問題の実態

Research Project

Project/Area Number 13572005
Research InstitutionRikkyo University

Principal Investigator

宮島 喬  立教大学, 社会学部, 教授 (60011300)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 若松 邦弘  東京外国語大学, 外国語学部, 助教授 (90302835)
竹中 克行  愛知県立大学, 外国語学部, 助教授 (90305508)
原 聖  女子美術大学, 芸術学部, 教授 (20180995)
中力 えり  日本学術振興会, 特別研究員 (50386520)
定松 文  広島国際学院大学, 現代社会学部, 講師 (40282892)
Keywordsヨーロッパ / 地域 / 言語 / アイデンティティ / 経済発展 / ウェールズ / カタルーニア / アルザス
Research Abstract

平成13年度においては,ヨーロッパの地域として,ウェールズ(英),コルシカ(仏),アルザス(仏),ワロニー(ベルギー),カタルーニャ(スペイン)の5地域を主な対象とし,現地調査を行った。
固有の言語をもち,文化の振興を追求している地域としてウェールズ,アルザス,カタルーニャがあり,これらの地域ではEUの直接,間接の援助を受けながら、自言語の教育やノーマリゼーション(社会生活の諸分野での使用)が進められていることが明らかとなった。地域のアイデンティティにおいては,民族的な要素は濃厚であるが,一方、ヨーロッパアンデンティティも一定程度共有されており,EU内で,これらの地域が国家と並ぶアクターとして登場してきていることが確認された。
一方、コルシカ,ワロニーは,地域の経済的な存立が大きな課題となっており,EUの構造基金の配分を求めつつ,経済発展計画の作成とその具体化に努めている。地域としてはかなり危機感が強く,その経済的存立は容易ではないと判断された。にもかかわらず、固有のアイデンティティを強調し,文化を振興しようという意欲は感じられ、その点で地域の自治を強めようという運動は続けられている。
以上を踏まえて,EU統合下の諸地域における経済発展の追求と自文化(言語,アイデンティティなど)の振興がどのように関連しているのか、その相関の構造を分析することを平成14年度の課題とすることとする。

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Published: 2003-04-02   Modified: 2016-04-21  

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