2001 Fiscal Year Annual Research Report
東南アジアの中継貿易港―シンガポールにおける日系物流企業の経営戦略
Project/Area Number |
13572026
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Research Institution | Ritsumeikan Asia Pacific University |
Principal Investigator |
汪 正仁 立命館アジア太平洋大学, アジア太平洋マネジメント学部, 教授 (30309091)
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Keywords | NVOCC / 三国間輸送 / 成長三角州 / 港湾管理・運営政策 |
Research Abstract |
・研究経過 2001年6月に香港で行われたInternational Conference, IAME(International Association of Maritime Economist)でThe Rise of Container Transportationについて発表し、また、本研究(シンガポールにおける日系物流企業の経営戦略)に取り組むために、8月にマレーシアのPort Kelang港湾局などを訪問し、マレーシアとシンガポールの間の海上貨物に関する調査を行っており、シンガポールでシンガポールにおける日系企業の一部および港湾局への聞き取り調査を行ってきました。さらに、10月に韓国・釜山で行われたMarine Week 2001 Symposiumに出席し、国際物流に関する資料の収集を行ってきた。 ・到達点 今まで、研究テーマの内容の一部を構成する、(1)国際物流におけるシンガポールの地理的優位性、(2)シンガポール、マレーシアのJohore州、インドネシアのBatam島からなる成長三角洲(Growth Triangle)における国際水平・垂直分業(Horizontal, Vertical division)の補完関係、(3)シンガポールの港湾管理・運営戦略、の執筆が完成した。特に(3)に関しては、すでに『海運』2001年4月号、5月号(連載)、日本海運集会所で掲載された。 ・今後の研究計画 2002年の8月初旬に再びシンガポールに行って、港湾視察をはじめ、各関連機関や日系物流企業への本格的な聞き取り調査を行う。実地調査を通じて集めてきた資料を整理し、今年8月末に北海道で行われる「日本港湾経済学会」全国大会で発表することになる。
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Research Products
(2 results)