2002 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者のプロダクティブ・エイジングで発揮される身体資質に関する国際研究
Project/Area Number |
13572035
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
須田 力 北海道大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (90091470)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森田 勲 北海道医療大学, 看護学部, 助教授 (70118165)
浅尾 秀樹 北海道浅井学園大学, 短大部, 教授 (70331238)
所 伸一 北海道大学, 大学院・教育学研究科, 教授 (50133682)
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Keywords | 高齢者 / プロダクティビティ / 身体活動 / サハリン / 体力 / 自立生活能力 |
Research Abstract |
1.研究課題に関する調査及び測定:海外研究協力者による調査および測定は、ロシア連邦サハリン州ユジノサハリンスクにおいてShidlovsky(サハリン大学)が、高齢者の体力測定、中国黒龍江省ハルピン市において董勤廣(ハルピン大学)が高齢者のライフスタイル調査および体力測定を実施した。カナダのアルバータ州においてはO'Brien Cousins(アルバータ大学)が高齢者の運動とプロダクティビティに関する調査を実施した。北海道においては須田らが、各地域においてプリダクティビティの高い高齢者の調査を行った。 2.研究課題に関する国際シンポジウムの開催:Shidlovsky教授,董勤廣教授を招聘し、平成14年8月21-23日、札幌において「北東ユーラシア健康・体育・スポーツ国際会議」を開催した。さらに、Sandy O'Brien教授を招聘して平成15年2月6日札幌において国際シンポジウム"Physical Activity and Productive Aging"を開催した。 3.研究成果の発表:本研究による成果を、日本体育学会第53回大会において須田が、北東ユーラシア健康・体育・スポーツ国際会議において、須田、浅尾、森田が発表した。また、上記のシンポジウムにおいてO'Brien Cousinsが調査結果を報告した。以上、本研究を通して寒冷環境を共有する北東ユーラシアおよびカナダにおいて高齢者の身体活動のプロダクティビティ向上に果たす役割という新しい課題を提起し、これに国際的に取り組む活動が芽生えた。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Suda, T., Asao H., Morita I.et al.: "Physical Fitness, Activities of Daily Living and Productivity of Older Adults Living in Snowy Regions"Physical Activity, Health Promotion and Regional Development in Northeast Eurasia. Vol.1(in press). (2003)
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[Publications] Suda, T., Asao H., Morita I.et al.: "Physical Activity and Productivity of the Elderly in Hokkaido and Sakhalin"Physical Activity, Health Promotion and Regional Development in Northeast Eurasia. Vol.1(in press). (2003)
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[Publications] Morita, I., Suda T.et al.: "Physical Factors in Females Related to Snow Shoveling"Physical Activity, Health Promotion and Regional Development in Northeast Eurasia. Vol.1(in press). (2003)
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[Publications] 須田 力, 浅尾秀樹, 森田 勲: "プロダクティビティの高い高齢者のライフスタイルと身体活動"日本体育学会第53回大会号. 414 (2002)