2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13572042
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Research Institution | Hokkaido University |
Principal Investigator |
村上 隆 北海道大学, スラブ研究センター, 教授 (20261357)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
畠山 武道 北海道大学, 大学院・法学研究科, 教授 (40062666)
吉田 文和 北海道大学, 大学院・経済学研究科, 教授 (70113644)
青田 昌秋 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (40001664)
佐伯 浩 北海道大学, 大学院・工学研究科, 教授 (30001209)
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Keywords | サハリン / 石油・ガス / 大陸棚資源 / ロシア / エネルギー / 外国投資 / 資源開発 |
Research Abstract |
1)平成14年3月3日〜10日の1週間、ユジノ・サハリンスクにおいて、サハリン大陸棚開発プロジェクトの当事者であるサハリン・エナジー社環境部をはじめ、サハリン州国家環境委員会、サハリン州政府大陸棚開発局、環境NGOの専門家に会って海洋汚染防止策に関するヒヤリング調査を行った。 2)平成14年2月24日〜28日間にサハリン州の海洋石油開発会社附属研究所の専門家4名を北海道紋別市に招いて、油流出対応策についてロシア側専門家の意見を聞き、サハリン大陸棚開発への適用について意見交換を行った。 3)平成13年11月9日〜10日、稚内市主催の市民講座「稚内2001:宗谷の海を守ろう〜もし油が漂着したら」の組織化にあたって本研究グループが全面的に協力し、講師として参加した。また、この機会に隣の猿払村で科研の現地研究会を開催し、油流出事故に地元市民および漁業者、行政はどう対応したらよいか活発な意見交換を行った。 4)ロシアの流出油防除に関する法的な側面を明らかにするために、ロシア国内の法令・政令・省令の収集につとめた。 5)オホーツク海における油流出の場合、とくにタンカーによる油流出を念頭に流出油の漂流予測を行い、オホーツク海沿岸の漁業資源、観光資源にどのような影響を与えるかの予備調査を行った。 6)国際金融機関の要請に応えて、石油開発現場で流出事故が起きたら環境にどのような影響を与えるのか文献調査を行い、報告した。
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Research Products
(6 results)
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[Publications] 村上 隆: "石油流出に関する危機管理体制の国際比較"スラブ研究センター研究報告シリーズ. 77. 1-26 (2001)
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[Publications] 村上 隆: "サハリン大陸棚石油・ガス開発にともなう環境問題"ロシア研究. 33. 5-18 (2001)
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[Publications] 村上 隆: "東シベリア・極東地域の国際エネルギー・プロジェクト"ロシア極東地域情勢研究. 94-111 (2001)
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[Publications] 佐伯 浩: "代替材料を用いた氷海流出油の実験方法と海面特性"土木学会 海洋開発論文集. 17. 589-594 (2001)
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[Publications] 青田昌秋: "オホーツク海・北海道沿岸域における流氷勢力の減少傾向(1892年-2000年)"月刊海洋「海氷生態系-サロマ湖・オホーツク海の研究から-」特集. (2000年5月公刊予定). (2002)
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[Publications] 吉田文和: "経済発展と環境保全"環境経済・政策学会. 258 (2001)