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2001 Fiscal Year Annual Research Report

インドネシア産抗マラリア植物の探索と医薬的評価

Research Project

Project/Area Number 13574013
Research InstitutionHokkaido University

Principal Investigator

吉原 照彦  北海道大学, 大学院・農学研究科, 教授 (90002071)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 大和 修  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 講師 (80261337)
前出 吉光  北海道大学, 大学院・獣医学研究科, 教授 (40002084)
田原 哲士  北海道大学, 大学院・農学研究科, 教授 (50001475)
片倉 賢  群馬大学, 医学部, 助教授 (10130155)
鈴木 守  群馬大学, 医学部, 教授 (60056033)
Keywordsインドネシア / カリマンタン / マラリア / 抗マラリア植物 / イヌバベシア症
Research Abstract

平成13年8月、インドネシア国中央カリマンタン州(ボルネオ)パランカラヤ地区において抗マラリア植物の採集を行った。採集は現地の主要部族がダヤック族であることからインドネシアの文献に記載してあるダヤック部族に伝わる抗マラリア植物、現地を案内してくれた土地の古老あるいは生薬に詳しい医者が使用している抗マラリア植物、さらにキニーネの例にならい樹皮をなめ苦味を示す植物について行った。採集した植物52種をボゴールに持ち帰り、ボゴール植物園に勤務している海外協同研究者による種の同定を行った。
帰国後民間薬として一般的な方法である熱湯で植物の抽出を行った。抽出液をイヌマラリアであるイヌバベシア症感染赤血球を用いたin vitro実験にかけることにより、植物の抗マラリア薬効を見た。その結果、80%以上の活性を示した植物21種、40〜80%の活性を示した植物16種、活性を示さなかった植物15種であった。活性を示した植物が37種(71%)と高い割合を示したことから伝承抗マラリア生薬が医学的に高く評価された。
抗マラリア活性を示す植物については熱湯抽出液の溶媒による振り分け、種々のクロマトグラフィーを用いた分画精製により活性物質の単離を行っている。現在1種の文献未記載化合物を含む6種の抗マラリア物質の構造を決定した。なお、この際生物検定にはイヌマラリアであるイヌバベシアを用いているが構造決定された化合物についてはヒトマラリア原虫を用いる。

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Published: 2003-04-02   Modified: 2016-04-21  

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