2002 Fiscal Year Annual Research Report
大谷大学所蔵貝葉写本Pannasajatakaと他伝承の同名本との比較研究
Project/Area Number |
13610024
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Research Institution | The Eastern Institute |
Principal Investigator |
田辺 和子 財団法人東方研究会, 研究員 (20217102)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茨田 通俊 財団法人東方研究会, 研究員 (10260126)
吉元 信行 大谷大学, 文学部, 教授 (50103122)
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Keywords | Sumbhamittajataka / Mahapaduma-jataka / Dulakapanditajataka / Sirivipulakitijataka / フィリオザ / ワットポー / 王室コレクション |
Research Abstract |
大谷大学所蔵貝葉写本Pannasajatakaと田辺将来写本Pannasajatakaのコピーに共通する物語の内、今年度は、Sumbhamittajataka, Sirivipulakitti jatak, Dulaka pandita jatakaの校訂を終えた。この内Dulakapandita jatakaは、韓、日共同印度学仏教学会で発表した。これは研究分担者茨田が担当した。次に、前年度から校訂をつづけていた芳元信行は、Mahapaduna jatakaに関する校訂を終了し、さらにビルマ版Pannasajataka中のMahapaduma jatakaとの比較対照を行って、その結果を第13回IABSC国際仏教研究会議で研究発表し、その成果を挙げた。又田辺は「日本におけるPannasajataka研究」と題して、第13回IABSで研究発表を行った。こうした経過の中で第13回IABSがタイ国バンコク市で行われた関係上、Pannasajatakaの王室コレクションがワットチュータポン(通称ワットポー)寺院に存在することがわかりそれを撮影することが許されることになり、3月に王室コレクションの撮影をすることが出来た。そこでは、写本研究家フィリォザ夫人がカタログ作りを終えており、王室コレクションの写本の様子を詳細に学ぶことが出来た。今までみていた写本のいずれよりもみごとに描かれたものでこれを解読することによってさらにこの研究が進むことができると思われる。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 田辺和子: "Some Remarks on the Stories Beginning with Word Bhutapubbam"Buddhist AND INDIAN STUDIES In Honour of Prof. Sado Mori. 43-53 (2002)
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[Publications] 吉元信行: "筏の壁"櫻部建博士喜寿記念論集『初期仏教からアビダルマへ』. 1-22 (2002)
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[Publications] 茨田通俊: "大谷大学図書館所蔵貝葉写本Pannasa-jatakaのDulaka-pandita-jatakaについて"印度学仏教学研究. 第51巻第1号. 368-359 (2002)
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[Publications] 茨田通俊: "「頭陀」なる語の成立-JahuとVdhauの派生語について"仏教の修行法 阿部慈園博士追悼論集. 17-32 (2003)