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2001 Fiscal Year Annual Research Report

日中法意識国際比較調査データに対する多値型項目反応モデルによる分析

Research Project

Project/Area Number 13610126
Research InstitutionNagoya University

Principal Investigator

野口 裕之  名古屋大学, 大学院・教育発達科学研究科, 教授 (60114815)

Keywords法意識 / 国際比較調査 / 項目応答理論 / DIF / Fスケール
Research Abstract

本年度は科学研究費による研究の1年目であり、研究課題に関係する基本的なデータおよび計算機プログラムの整備、そして、データの分析方法に関する検討、さらに、データ解析の一部を実施した。
具体的には、法意識国際比較調査のアメリカ調査実施分について基本的なデータ分析を終え、調査項目に含まれるアドルノのFスケール(権威主義的パーソナリティ尺度)について、日本・中国・アメリカの3国間で因子構造の比較を行った。その結果、日本とアメリカとは基本構造が同じであるが、中国では異なる因子構造が得られた。したがって、中国については、Fスケールに関して調査結果をそのまま日本およびアメリカと比較できないことが明らかになった。この結果は1月12日に開催された国際シンポジウムで発表した。さらに日本とアメリカの間で特異項目機能を示す項目の検出に入る予定である。Fスケール以外のスケールについても順次、因子構造の比較、そして特異項目機能を示す項目の検討を進める。
特異項目機能を示す項目を検出するための方法に関しては、1-0型の回答を分析するための方法に関する検討を終え、続いて、リッカートタイプの評定尺度の項目に関する特異項目機能を検出する方法の検討に入る。成果の一部は、本年秋の日本心理学会で発表することが予定されている。

URL: 

Published: 2003-04-03   Modified: 2016-04-21  

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