2001 Fiscal Year Annual Research Report
マッカーサー乳幼児言語発達質問紙の開発と研究(II)
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13610135
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
小椋 たみ子 神戸大学, 文学部, 教授 (60031720)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
綿巻 徹 県立長崎シーボルト大学, 看護栄養学部, 教授 (70142172)
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Keywords | マッカーサー乳幼児言語発達質問紙 / 標準化作業 / 日米比較 |
Research Abstract |
(1)平成11年度までに完成させたマッカーサー乳幼児言語発達質問紙日本語版(JCDIs)の「ことばと身振り」版と「ことばと文」版のデータ補充と31-36ヶ月児のデータの収集を神戸市、姫路市、加古川市、高砂市、境港市で行った。データのクリーニング後、「ことばと身ぶり」版8-18ヶ月児1230名、「ことばと文」版16-36カ月児2888名でCDIs日本語最終版の標準化作業を行い、出版にむけてのマニュアル作成を行なった。信頼性は、「ことばと身ぶり」のフレーズの理解のα係数が.950、身ぶり尺度.961、語彙表出.877、語彙理解.950、「ことばと文」版の語彙表出.953、助詞.954、助動詞.956、複雑さ.976、ことばの使い方.787、ことばのくっつき.839と非常に高い値であった。予測パーセンタイル値についてはlogistic modelでは適合しない月齢があり、予測値でなくて観察値を掲載するか、現在検討中である。 (2)日本の標準化データから各語彙の各月齢毎の頻度を算出し、早期出現語50語、早期理解語50語を明らかにした。 (3)平成14年1月に海外共同研究者Dale, P.Sを招聘し、研究分担者綿巻徹と研究代表者で日本のマニュアル作成について、CDIsの妥当性の研究方法について、短縮版作成について、8-30ヶ月児日本の標準化データと米国標準化データの結果との比較についての討議を行なった。主な論点は日本の幼児語の取り扱いについて、Helping verbについて、語彙の分類におけるCommon noun、 Predicate、 Function wordの定義について、文法についてなど各言語の特異性からくる問題であった。平成14年5月に両国のデータを交換し、データ分析を行い、平成15年1月に日米比較研究について、再度日本でmeetingをもつことが話し合われた。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 小椋たみ子: "The relationship between gesture and language development"Conference of Society for Research in Child Development. (2001)
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[Publications] 小椋たみ子: "名詞優位・動詞優位に及ぼす母親の言語入力の検討"日本心理学会第65回大会論文集. 486 (2001)
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[Publications] 小椋たみ子: "Caregiver input in Japanese : use of nouns and verbs in book-reading and toy-play contexts"Joint Conference of the 9th International Congress for the Study of Child Language and the symposium on Research Language Disorders. (2002)
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[Publications] 綿巻徹: "コミュニケーションとことばの発達"教育と医学. 49・6. 28-36 (2001)
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[Publications] 乾敏郎, 安西祐一郎(編): "認知科学の新展開 第3巻運動と言語"岩波書店. 247 (2001)
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[Publications] 秦野悦子(編): "ことばの発達入門"大修館書店. 231 (2001)
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[Publications] 河合優年(編): "改定看護実践のための心理学"メディカ出版. 231 (2001)