2001 Fiscal Year Annual Research Report
大問単位で構成された試験問題の項目反応理論による分析方法の研究
Project/Area Number |
13610185
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
前川 眞一 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 教授 (70190288)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
菊地 賢一 東京工業大学, 大学入試センター・研究開発部, 助手 (50270426)
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Keywords | 項目反応理論 / テストの等化 / テスト理論 |
Research Abstract |
本年度は、これまでに開発されていた、正誤の2値で採点される項目の処理のプログラムの整理を行った。結果として、fortranによるプログラムcalr3を作成した。 項目反応理論に基づく、項目パラメタの推定には、Bilog-MGというプログラムが多く用いられているが、その出力をcalr3に引き渡し、また、calr3の出力を整形するためのプログラムを、sasにより作成した。 また、testletモデルによる等化の方法について、理論的研究を行い、結果を、行動計量学会で発表した。 作成したプログラムの詳細 1.Bilog-MGプログラムを作成するプログラム このプログラムは、全項目のリスト各テストに含まれる項目名(itemin)、各テストに含まれる項目のリスト(TIin)、テストを受験した集団のリスト(groupin)、各グループが受験したテストのリスト(GTin)、を指定すると、それらのデータをBilog-MGで分析するためのプログラム(.blm)を作成する。 2.Bilog=MGの出力を2値の等化のプログラム calr3の出力へ変換するプログラムBilog-MGの出力結果である.parファイルを読み込み、calr3の入力である(.cal)を作成する。 3.calr3の出力結果の整形のためのプログラム calr3の出力結果(.pam)ファィルを読み込み、それと(itemin)とを結合し、結果を読みやすくする。 これらのプログラムは、calr3が多値データに拡張された場合にも、最小の手直しで利用可能になるように作成した。また、多値データの場合にはBilog-MGではなくParscaleというプログラムを用いる必要があるが、その場合への拡張も考慮した形で作成した。
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