2002 Fiscal Year Annual Research Report
教育改革の地方への浸透過程における学校現場での教員集団のダイナミクスに関する研究
Project/Area Number |
13610205
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
レヴィアルヴァレス C 広島大学, 総合科学部, 助教授 (80284123)
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Keywords | 教員 / 職業的社会化 / 学校組織 / 学校文化 / 教員文化 / 学校形体 / 教育政策 / 学校の自治 |
Research Abstract |
1-概要 この一年,広島県の初等中等教育政策の動向を把握することに努め、関連する資料や文献の収集、またその分析に時間を割きました。一方、県下の中学校において、活動の観察を継続し、教員のインターヴューも行いました。このようにして来年度に計画している数量調査の下準備を進め、一年間の活動を展開しました。その他、4Dというデータベースプログラムを使って、以前から蓄積してきた学校現場のデータを整理し、テープに録音されていた教員のインターヴューを起こす作業を行いました。 また、フランスに出張した間、「学校形体」(forme scolaire)の理論研究で先進的なリヨン第2大学の「社会化研究グルップ」(Groupe de Recherche sur la Socialisation)においてRachel GaspariniやJean-Paul Payetを中心に研究会を開き、有意義な研究交流ができました。 パリにおいても組織の戦略分析理論で先駆的な「国立科学研究所」の研究機関「組織社会学研究所」および「国立教育研究所」でも研究の打ち合わせを行いました。 2-研究報告、発表 A-日本にて-教員の職業的社会化に関する学会発表 「日本における学校組織と教員職業的社会化の研究動向を考える」、日本教育社会学会第54回大会、2002年9月22日 -学校現場における市民としての生徒の社会化過程に関する発表 国際シンポジウム「市民性の教育-課題と展望」2003年12月19日にて「日本の公立中学校における市民性の育成」を発表する B-フランスにて-リヨン第2大学「社会化研究グループ」で「日本の学校組織の特徴と教員の社会化過程」をフランス語で発表
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