2001 Fiscal Year Annual Research Report
教師の学級指導メッセージと学級関係改善プログラムに関する実践的研究
Project/Area Number |
13610209
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Research Institution | Nagasaki University |
Principal Investigator |
柳田 泰典 長崎大学, 教育学部, 教授 (20174550)
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Keywords | 学級指導メッセージ / 学級関係改善プログラム |
Research Abstract |
平成13年度は、学級指導メッセージの調査と分析、学級関係改善システムの構築および学級関係改善プログラムの作成を行った。 学級指導メッセージの分析は、(1)教育現場で評価の高い教育実践ビデオにおけるコミュニケーションの分析、(2)教師の学級指導メッセージ調査(「4月の学級開きにおけるメッセージ調査」「教師の指導における反省と変容の契機に関する実証的調査」)により行った。2つの調査は、郵送調査(200名と400名)とインタビュー調査(20名と40名)を実施した。 学級関係改善システムの構築は、現職教諭(小学校)を対象に「学級関係改善研究パートナー」を募集した。長崎県のすべての小学校に募集ポスターを掲示しているが、第一次募集では40名程度の参加が見込まれている。また、学級関係改善研究ホームページを4月から運用し、学級指導に関する意見交換を開始する予定である(メーリングリスト、掲示板を利用)。 学級関係改善プログラムの作成は、学級経営における7つの原則(勝負なし法、わたしメッセージ、性差交流、ほめる・叱るメッセージ、自分語り、エンパワーメントメッセージ、コミュニケーション的対話)を析出し、それに基づいて、「子どものけんかと勝負なし法」「教室掃除とコミュニケーション的対話」「運動会とエンパワーメッセージ」「グループと性差交流」の4つのプログラムを開発した。
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