2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13610235
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Research Institution | Hosei University |
Principal Investigator |
舩橋 晴俊 法政大学, 社会学部, 教授 (30130751)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
角 一典 北海道大学, 大学院・文学研究科・地域システム科学講座, 助手 (10312323)
堀田 恭子 長崎大学, 環境科学部, 助教授 (20325674)
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Keywords | 環境問題 / 社会的ジレンマ / 環境制御システム / 新幹線公害 / グリーンコンシューマー運動 / 新潟水俣病 / むつ小川原開発 / 廃棄物問題 |
Research Abstract |
(1)現代日本における環境問題のうち以下についての事例研究を分担して実施した。 (1)九州新幹線沿線地域の八代市、熊本市、水俣市、坂本村、鹿児島市における、新幹線に起因する公害問題の実情調査と住民・自治体・鉄建公団などの関連諸主体の対応についての調査を実施した(舩橋と角が担当)。その結果を法政大学社会学部舩橋晴俊研究室のホームページにて、「九州新幹線公害問題の調査速報レポート」として公表した。 (2)グリーンコンシューマー運動については、各地の買い物ガイドを収集し、買い物ガイドのタイプの分類をするとともに、環境配慮チェック項目の体系的整理など、買い物ガイドの基礎情報を整理統合し、買い物ガイド支援のデータベースを作成した(舩橋が担当)。このデータベースについては若干の加筆の上、舩橋研究室ホームページで公表予定である。 (3)新潟水俣病問題では、被害論の視点から公害被害者の問題に対する受容と克服のプロセスを調査した事例について分析した(堀田が担当)。 (4)廃棄物問題に関しては、自然破壊・自然保護に着目しながら、社会環境アセスメントが一つの政策としてとられた長野県阿智村の資料収集を行った(堀田が担当)。 (5)青森県むつ小川原開発問題について、新聞・雑誌による基本資料の収集を行い年表を作成した(舩橋が担当)。 (2)理論的考察として、社会的ジレンマを克服するための環境制御システムの形成とその経済システムに対する介入の回路について、検討を深めた。環境制御システムの経済システムに対する介入の深化には四段階があることを明らかにし、その点を中心に、"Four Logical Stages of Intervention of the Environmental Control System in the Economic System"というタイトルで、Kyoto Environmental Sociology Conferenceにおいて発表した(2001年10月21日、佛教大学)。
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Research Products
(1 results)