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2002 Fiscal Year Annual Research Report

ドメスティック・バイオレンスについての調査研究-D.V.に関する意識と実態およびシェルターへの入所経路から-

Research Project

Project/Area Number 13610259
Research InstitutionKyushu University of Health and Welfare

Principal Investigator

山崎 きよ子  九州保健福祉大学, 社会福祉学部・社会福祉計画学科, 講師 (20331150)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山西 裕美  九州保健福祉大学, 社会福祉学部・臨床福祉学科, 講師 (00320482)
Keywordsドメスティック・バイオレンス / 家庭内暴力 / 児童虐待 / 老人虐待 / ファミリーサポートセンター / サポートネットワーク / シェルター
Research Abstract

宮崎県下4市内で実施したドメステイツク・バイオレンスを中心とした家庭内における暴力についてのアンケート調査結果より、地方においてもD.Vや家庭内暴力は発生していることが理解できた。また、被害者は、友人・知人に相談することが多く、公的機関や福祉関係者、弁護士、民生委員などに相談することは少ないという実態が明らかになった。
DV被害者の早期救済のためには、身近なコミュニティの中に細かなネットを張るべきであり、そのためには相談可能なボランティアのエンパワメントをはかる必要がある。適切な研修を受けエンパワメントされた地域住民と専門機関が連携、情報の交換を行うことによってDV被害者の救済がはかられることが判明したので、調査対象地区内で地元住民のボランティアを対象とした相談援助技術についての講習会を6回にわたって行った。
また、実際にDV被害者がどのように救済されているのかその経路を調べるため、上記のボランティアが行っている女性相談窓口での保護事例や、その他シェルターへの避難経路についてケース研究を行った。
また、DVだけではなく同じ家庭内でおこる暴力である児童虐待については児童相談所の扱ったケースについて、老人虐待についても市の福祉課や老人福祉施設関係者への聴き取り調査による保護事例について研究を行った。
その結果、児童虐待や老人虐待は、DVと同時にまた原因として幼児期にあるいは延長上に発生し、家庭内おける暴力は、個人のライフコースを通じて連鎖すると同時に、被害者がまた加害者にもなりながら変化していくことが分かった。しかも発見・通報はおもに近所の人や民生員、ヘルパーなどコミュニテイの住民によるものが事例的にも多くあったことから、アンケート調査結果ともあわせ、地域住民による情報の伝達と連携が必要不可欠であることが分かった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 山崎きよ子, 山西裕美: "家庭内暴力についての研究-意識と実態及びSafety netの在り方-"九州保健福祉大学研究紀要. 4. 31-40 (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

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