2002 Fiscal Year Annual Research Report
障害乳幼児のPlay-Based Assessmentの開発と家族支援
Project/Area Number |
13610287
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Research Institution | Yokohama National University |
Principal Investigator |
小林 芳文 横浜国立大学, 教育人間科学部, 教授 (70106152)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
飯村 敦子 東京福祉大学, 社会福祉学部, 助教授 (70326982)
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Keywords | 障害乳幼児 / 遊び / アセスメント / 家族支援 / ムーブメント教育 |
Research Abstract |
本研究の目的は、障害乳幼児の発達支援について、これまで我が国でほとんど手つかずであった家族参加や家族のもとで可能な方法を確立することである。この家族参加型療育は、障害児を抱える家族が、子どもを病院や療育センター、障害児施設という専門機関で支えてもらうだけでなく、自分たちの環境で支援するという「家族力」を参加させるものである。この療育の意義は、家庭における遊びのメニューが豊富になること、また、子どもを取り囲む家族(親子)の絆を密にするため育児の循環が良くなり、その結果、形式的育児から開放的で柔軟な育児へと転換が図られることなどがあげられる。 本年度は、個別家族支援計画(IFSP)の先駆的な研究"AEPS Curriculum for Birth to Six Years"(J.Cripe, D.Bricker;1993), Veltman(1995)らの"身体活動による早期介入"Linder(1993)の"遊びをベースにした早期プログラム"を参考に、独自に開発したMovement Skill Assessmentを用いて幼児の運動スキルの実態を分析した。さらに、ムーブメント教育プログラムアセスメントに生活適応面、社会関係面、言語・認知面などを総合したアセスメントを活用し、両親など家族自らが取り組めるムーブメント教育による療育プログラムを実施した。加えて、その効果を家族支援という視点から検証するために、保護者へのアンケートを行った。その結果、親子で療育プログラムに参加することは、楽しい時間を共有しながら親が子どもの新たな面を発見すること、さらに、子どもの発達や遊びに関する理解を深め、家庭での子育て支援につながることが確認された。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 小林保子, 小林芳文: "ムーブメント療法を用いた肢体不自由通園施設の取り組み"日本特殊教育学会 第40回大会発表論文集. 544 (2002)
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[Publications] 藤井由布子, 小林芳文: "障害児の子育てにおける子どもの個性の影響"日本特殊教育学会 第40回大会発表論文集. 472 (2002)
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[Publications] 羽地弘, 是枝喜代治, 小林芳文: "知的障害児の余暇活動に関する研究"日本特殊教育学会 第40回大会発表論文集. 606 (2002)
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[Publications] 小林芳文, 飯村敦子編著: "音楽・遊具を活用した自立活動"明治図書. 165 (2001)