2002 Fiscal Year Annual Research Report
スクリプト依存型のコミュニケーション行動の類型とその運用能力の習得
Project/Area Number |
13610488
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Research Institution | Tokyo Metropolitan University |
Principal Investigator |
篠崎 晃一 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (00206103)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
茂呂 雄二 筑波大学, 心理学系, 助教授 (50157939)
ダニエル ロング 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (00247884)
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Keywords | コミュニケーション行動 / 買い物場面 / 接触場面 / フォリナートーク / ティーチャートーク |
Research Abstract |
本研究では、コミュニケーション行動において繰り返し使用されるストラテジーをスクリプト依存型行動として捉え、コミュニケーションの類型モデルを構築するための基礎データを収集し、種々の言語行動要素の機能について分析・検討した。 具体的には以下の2場面を取り上げた。 1.買い物場面の言語行動 山形県と奈良県の個人商店において、買い物場面のコミュニケーションをビデオ、テープ等で記録した。 データを文字化した上で、場面展開の類型や言語要素の機能について、地域差も視野に入れながら検討した。 2.対外国人の言語行動 国際化する日本社会において、日本語母語話者が非母語話者(外国人)コミュニケーションをする際に、どのような「対外国人言語行動」が見られるかを調査した。 実際の「接触場面」(「外国人場面」)のデータを収集し、談話参加者の社会言語学的属性による違いをはじめ、こうした「接触場面」に見られる様々なバリエーションを分析・考察した。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 篠崎 晃一: "方言研究の可能性を探る"月刊言語. 30巻13号. 92-97 (2001)
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[Publications] 篠崎 晃一: "言語行動の方言学"21世紀の方言学. 226-234 (2002)
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[Publications] ロング、ダニエル: "小笠原における言語接触小史"小笠原学ことはじめ. 271-312 (2002)