2002 Fiscal Year Annual Research Report
旧日本植民地下「朝鮮」に関する日本近代文学と「日本語文学」の比較研究
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13610509
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| Research Institution | Saga University |
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Principal Investigator |
浦田 義和 佐賀大学, 文化教育学部, 教授 (00151944)
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| Keywords | 「朝鮮」文学 / 植民地文学 / 日本語作品 / 日本語文学 / 朝鮮時論 / 総動員 / 日本近代文学とアジア / アジア |
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| Research Abstract |
本年度は、当初研究実施計画に基づき、旧日本植民地下「朝鮮」に関する日本近代文学の作品と、旧「朝鮮」の作家達による、日本語による旧日本植民地下「朝鮮」文学作品である「日本語文学」の比較に関して、以下のように実施した。
1、資料目録の補完及び情報収集
旧日本植民地下「朝鮮」に関する基本的日本近代文学作品及び、旧日本植民地一般に関わる図書、雑誌、新聞などの周辺資料を、法政大学図書館、沖縄県公文書館、韓国国立中央図書館などで調査し、資料目録の補完作業を行なった。また、旧「朝鮮」の作家達による著書や雑誌掲載の「日本語作品」に関して、上記図書館などで同じく調査し、周辺資料なども含めて、資料目録の補完作業を行なった。
情報収集に関して、国内及び韓国の研究者より最近の研究状況についての情報を収集した。
以上の作業の結果、旧朝鮮総督府図書館蔵書が韓国にかなり残存していること等が分かった。
2、文献資料収集
法政大学図書館、国立国会図書館など所蔵の戦前雑誌から、植民地朝鮮に関する近代文学複写資料を収集した。また、日本植民地文化運動復刻資料『「総動員』」全4巻、『「朝鮮時論』全2巻(緑陰書房)等を購入すると共に、韓国国立中央図書館、沖縄県公文書館、法政大学沖縄文化研究所で、植民地関係複写資料の収集を行なった。その結果、同人誌『城大文学』などの資料の存在などが明らかになった。
3、資料分析
1920年代〜30年代の戦前日本雑誌における「朝鮮」関係文学作品について、その背景が明らかになった。
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Research Products
(1 results)
