2001 Fiscal Year Annual Research Report
大学における外国語教育改革のためのCALLシステム活用法と教材開発に関する研究
Project/Area Number |
13610562
|
Research Institution | Shizuoka University |
Principal Investigator |
本田 晶治 静岡大学, 情報学部, 教授 (70022259)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
堀内 裕晃 静岡大学, 情報学部, 助教授 (40221569)
厨子 光政 静岡大学, 情報学部, 助教授 (90187823)
森野 聡子 静岡大学, 情報学部, 助教授 (90213040)
小西 達裕 静岡大学, 情報学部, 助教授 (30234800)
近藤 真 静岡大学, 情報学部, 助教授 (30225627)
|
Keywords | 英語教育 / 外国語教育 / CALL / コミュニケーション / 個別学習 / TOEIC / ディジタル教材 / 学習支援ソフト |
Research Abstract |
1.情報技術が外国語教育にどのような役割を果たしうるかを把握するために、いくつかの大学、教育企業の実地視察および関係者との意見交換を行った。 まず、情報技術面(ハードおよびソフト)では、最先端の情報処理機器を用いて各種メディアを組み合わせて制作された教材とそれを使った授業実践に、また、学習者の学力に応じた個別学習を可能にするために開発されたシステムに、外国語教育の新しい可能性を見ることができた。(実施計画書の項目(1)(3)(4)に対応する。) 視察先の関係者との意見交換のなかで、情報技術を利用した外国語教育の強みは、まず文字、画像、動画、音声といった各種メディアを統合して提供でき、それによって学生の学習意欲を高め、持続させることができること、大学レベルの英語学習は個々の学習者の学習動機に応じた個別学習的な性格が強くなるが、そういった個別学習に対応した支援を容易にすることが共通してあげられた。(項目(5)(6)(8)に対応。) 2.個別学習支援ソフトの開発のために、個別学習教材として市販されている会話教材を学生に体験的に利用させ、その反応を記録した。(項目(2)に対応。) また、効果的な学習支援を行うためには、学生の語彙力、英語構文知識、英語圏の生活習慣についての知識などのレベルを把握する必要がある。この目的のために、今年度はTOEICの模擬テストを実地授業で行い、その解答結果を蓄積、分析した。(項目(7)(9)に対応。)
|