2001 Fiscal Year Annual Research Report
日本語と中国語のとりたて表現の数量的側面に関する認知的対照研究
Project/Area Number |
13610658
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
定延 利之 神戸大学, 国際文化学部, 助教授 (50235305)
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Keywords | とりたて / 日本語 / 中国語 / 探索 / 認知 / 体験 / 知識 / 情報 |
Research Abstract |
とりたて表現の統語的振る舞いの実態をふまえた上で、数量関係の諸特徴を把握するとともに、この特徴の説明方法を、認知科学関係を中心に検討した。 (1)とりたて表現の統語的振る舞いの実態の把握は、関係図書・雑誌論文の入手・研究によったほか、日本語と中国語両方についてインフォーマント調査をおこなった。 (2)数量と言語の関係を扱った認知言語学的アプローチの図書・雑誌論文を収集・研究した。それとともに、人間の認知プロセスに対する認知科学的成果を把握・分析した。 (3)日本語と中国語のとりたて表現の数量的側面について、インフォーマント調査をおこなった。 (4)現象説明の中心的概念となることが予想される、人間のメンタルプロセスの研究を、網羅的文献検索によって文献上で調査した。国内外の研究者との手紙ないし電子メールでのやりとりや面度をおこない、最新の知見を集めた。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 定延利之: "探索と現代語の限定系のとりたて"筑波大学東西言語文化の類型論特別プロジェクト研究組織(編),『日本語のとりたて』. 167-198 (2001)
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[Publications] 定延利之: "探索と現代日本語の「だけ」「しか」「ばかり」"日本語文法. 第1巻第1号. 111-136 (2001)