• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

2002 Fiscal Year Annual Research Report

デジタル・フィクションの分析の方法に関する情報記号論的研究

Research Project

Project/Area Number 13610685
Research InstitutionThe University of Tokyo

Principal Investigator

石田 英敬  東京大学, 大学院・情報学環, 教授 (70212892)

Keywords記号論 / デジタル・フィクション / テクスト / 詩学 / 物語分析 / 情報記号論 / メディア・テクスト / メディア論
Research Abstract

ゲームソフトやサイバーフィクションなどの、<デジタル・フィクション>(=コンピューターなどのデジタルメディア技術に媒介されて成立するフィクション)を研究対象に、<情報記号論>という新しい理論的枠組みを導入しつつ、<メディアテクスト分析>の新たな方法を確立することをめざす本研究は、研究代表者が主宰し大学院情報学環および大学院総合文化研究科言語情報科学専攻の院生からなる「デジタル・フィクション研究グループ」によって推進され、理論研究作業は、1)フィクションの類化と分析モデルの抽出、分析プログラムの作成につづいて情報記号論の基礎理論の体系化の追求として遂行された。2)デジタル・フィクションの理論と分析方法のモデルにもとづいたメディア詩学の体系化を課題として進められた。そのうち1)の作業は「デジタル物語における抽象と具象」の理論を出発点としたサイバースペースにおけるセミオーシスの理論の定式化へと発展した。2)については、ハイパーテクスト物語の生成モデルの開発につづいて、デジタル化へと向かうTV物語に関するメディア・テクスト分析の方法の研究へと発展した。これらの成果は、研究代表者による国際哲学院での共同研究、北京大学におけるシンポジウム講演、メルボルン大学での講演をとおして発表され、デジタル・メディアが提起する新しい<記号の知>の可能性を提示することとなった。以上をもってこの研究は完成をむかえ、研究成果のとりまとめとその成果にもとづいた書籍の出版による公表へと進むこととなった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 石田英敬, 小森陽一編: "シリーズ言語態5 社会の言語態"東京大学出版会. 340 (2003)

URL: 

Published: 2004-04-07   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi