2003 Fiscal Year Annual Research Report
日本における生命観から見た性愛観:その学際的・通史的研究
Project/Area Number |
13610694
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Research Institution | INTERNATIONAL RESEARCH CENTER FOR JAPANESE STUDIES |
Principal Investigator |
鈴木 貞美 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (60179207)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
井上 章一 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (40135603)
早川 聞多 国際日本文化研究センター, 文化資料研究企画室, 教授 (10208605)
小松 和彦 国際日本文化研究センター, 研究部, 教授 (90111781)
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Keywords | 生命観 / 性愛観 / 春画 |
Research Abstract |
1、日本における古代中世、近世、近現代の生命観の変遷の概要をまとめ、その中において、とりわけ性愛観の変化を論じた文献調査を重ねて、成果報告のまとめ方を検討した。 2.そのうち、過去三年における、性愛観については、近現代のエッセイ類をアンソロジーとして全10巻規模で企画しているが、今年度の調査により、編集内容に変更が生じたため,出版社(ゆまに書房)と打ち合わせを重ねている。2004年度中に刊行開始の予定。 3.研究代表者、鈴木貞美は、日本における古代、中世、近世、近現代の生命観の変遷の概要を、400字詰め原稿用紙、2000枚弱の単行書『生命観の探究』(仮題)として2004年度中に刊行予定である。出版社は未定(三社に打診し、すでに二社から承諾の返事をえている。条件等調整中) 4.研究分担者、小松和彦は、中世から現代までの妖怪・怪異の研究をさらに進め、そこに見られる生命観の反映分析を行った。 5.研究分担者、早川聞多は、北欧と日本の性愛観の相違について枕絵をとおして比較分析を行い、その研究の一部として、ヘルシンキにおける枕絵の展覧会の成果を日本語に翻訳して刊行した。 6.研究分担者、井上章一は、本研究成果をもとに、国際日本文化研究センターでの協同研究会「性欲の文化史」を発足させた。
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Research Products
(2 results)