2001 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
13640484
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Research Institution | Saitama Institute of Technology |
Principal Investigator |
床次 正安 埼玉工業大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80029850)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉沢 正美 埼玉工業大学, 先端科学研究所, 研究員 (70166932)
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Keywords | 異常消光 / 楕円偏光 / 角閃石 / 霞石閃長岩 / 単色光 / 546μm / 偏光顕微鏡 / ポッソスデカルダス |
Research Abstract |
目的:結晶中で可視光が2種の楕円偏光に分かれて進む現象に関する正田篤五郎の研究の追試を行う。 試料:産業技術総合研究所地質調査総合センター地質標本館より、岩石試料の貸与を受けた。これは、昭和62年度科学研究費補助金(海外学術研究)課題番号62041024にて、ブラジル、ポッソスデカルダス近郊のタクアリ地区にて採取した比較的粗粒な霞石閃長岩の標本である。 主要備品として購入した一次二次薄切切断機((株)マルトー製)を用いて切り出した小片を岩本鉱産物商会に依頼して薄片および研磨薄片とした。 試料中の約10%を占める角閃石が異常消光を呈することを確認し、来年度はこれの楕円偏光性を記述することとした。 装置:オリンパス光学工業(株)製のシステム偏光顕微鏡BX-Pを楕円偏光顕微鏡に改造している。 光源はハロゲンランプであった。これを水銀ランプに代え、光路中に狭帯域フィルターを置き546μmの単色光のみを照射光とする。 直線偏光の偏光子が装着されていた。これを(株)溝尻光学工業所で設計製作した楕円偏光の偏光子(偏光板を通った光が、さらに任意の角度に回転できる四分の一波長板を通るように作ったもの)に代えた。 直線偏光の検光子が装着されているが、そこに達する前の光を任意の角度に回転できる二枚目の四分の一波長板を通すように設計した波長板回転ホルダーをオリンパス社に発注している。また、CCDカメラの画像を解析するソフトを開発している。 結果:波長板回転ホルダーが近日中に納入され、平成14年度中に所期の研究が達成できる予定である。
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Research Products
(2 results)