2002 Fiscal Year Annual Research Report
パルス同期連続掃引型高分解能フーリエ変換分光器の開発
Project/Area Number |
13640514
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Research Institution | JAPAN WOMEN'S UNIVERSITY |
Principal Investigator |
今城 尚志 日本女子大学, 理学部, 助教授 (40213227)
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Keywords | フーリエ変換分光器 / FTIR / パルス同期測定 |
Research Abstract |
1.連続掃引型フーリエ変換分光器の製作と動作確認 昨年にひき続き連続掃引型フーリエ変換分光器の製作を行なった。光源部集光光学系、帯域通域アクティブフィルタ等を追加し感度を向上させた。また光路測定用のHe-Neレーザーの光路に発散が見られたので、ビームエクスパンダを付加し補正し平行光とした。コリメータ鏡の入射角を変更し平行度を改善し、目標とする分解能0.05cm^<-1>を達成できた。分解能の測定にはI_2の600nm付近の吸収帯を用いた。多モード発振のダイオードレーザー(632nm)のスペクトル測定により、現状で0.02cm^<-1>の分解能があることが確認できた。以上で製作と調整を完了した。 2.パルスレーザーのトリガ信号の発生 昨年製作したシングルチップコンピュータH8/3046を用いた信号発生器を上記のフーリエ分光器に接続し、10Hzのパルスを発生させた。掃引回数ごとに対応するディレイを持つことが確認できた。このパルスでトリガされた色素レーザーをフーリエ分光器に導き、インターフェログラムを測定することが次の課題である。
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