2002 Fiscal Year Annual Research Report
カスケード非線形位相シフトによるフェムト秒レーザーパルス光の圧縮
Project/Area Number |
13650041
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Research Institution | UNIVERSITY OF YAMANASHI |
Principal Investigator |
張本 鉄雄 山梨大学, 工学部, 助教授 (80273035)
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Keywords | 非線形光学 / 超短パルスレーザー / カスケード効果 |
Research Abstract |
(1)時間遅延を用いた光パラメトリックチャープパルス増幅方式を提案した。この方式で、励起及びシードパルスレーザー光の間に生じる時間幅のミスマッチング問題を解決することが可能となり、安定したチャープパルスレーザー光の増幅を実現することができる。 (2)光パラメトリックチャープパルス増幅システムにおける最適設計法を検討した。レーザーパルスのピーク強度、エネルギー、時間分布の特性によっては、非線形光学結晶の最適な厚さが異なり、システム安定性も異なうことが数値解析で分かった。これによって、最適な光学系の設計法を導いた。 (3)スモールシグナルの条件での光パラメトリックチャープパレス増幅レーザーシステムの利得に関する解析解が導かれた。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] T.Harimoto et al.: "Suppression of cubic nonlinearity in second-harmonic generation of ultra-high intensity laser pulses by initial frequecy chirp"Jpn.J.Appl.Phys.. Vol.41 No.1. 139-144 (2002)
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[Publications] T.Harimoto: "Numerical study of cascading processes involving dispersion effects"Jpn.J.Appl.Phys.. (掲載予定).
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[Publications] T.Harimoto: "Evaluation of stable optical parametric amplification involving temporal distribution"Jpn.J.Appl.Phys.. (掲載予定).