2002 Fiscal Year Annual Research Report
都市間高速夜行バスの利用者意識評価分析とそれに基づく需要予測手法の開発
Project/Area Number |
13650581
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Research Institution | University of Yamanashi |
Principal Investigator |
西井 和夫 山梨大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80115906)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
佐々木 邦明 山梨大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (30242837)
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Keywords | 都市間夜行高速バス / 需要分析 / クラスター分析 / 共分散構造分析 |
Research Abstract |
本研究では,都市間夜行高速バスに関する利用実態と意識評価に関する基礎分析とその類型化を行うとともに,今後の需要動向を予測するために都市間夜行高速バス利用の需要の定着性,利用形態に着目した因果構造を明らかにすることが目的であった.平成13年度からの2ヵ年の科学研究費補助金に基づいて行った研究では,以下のような結果が得られた. ■都市間夜行高速バスの利用実態と意識評価,および需要の定着化に関する検討. この中では2000年9月開業の2ヶ月後に実施した第1回調査と,2年後の2002年に実施した第2回調査の2時点データを用いた基礎集計分析を行うとともに,この間の需要定着化が観光宿泊型,帰省型利用の増加として読み取る事ができた. ■都市間夜行高速バスの活動/交通パターンの実態把握およびその類型化に関する検討 夜行高速バス等を利用する移動日における活動・交通パターンについて,活動時間の諸量を用いた特性把握と,それに基づくクラスター分析を行った. ■都市間夜行高速バスの利用実態に着目した因果構造分析 京都・大阪-甲府間の移動について,往復夜行高速バスの利用か片道のみ利用かに関する因果の構造を明らかにするため,LISRELモデルの適用を行い,旅行属性ならびにバスサービス水準に関する評価因子が有意に規定力を持つ事がわかった. これらの成果によって.都市間を結ぶ夜行高速バスの利用実態や,その時間的な変化や特性が明確になり,都市間交通における夜行高速バスの位置付けや,今後の活用方法についての知見を得る事ができた.
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 西井和夫, 佐々木邦明, 小野田直子: "都市間夜行高速バスの利用者特性に関する基礎分析"土木計画学研究・講演集. Vol.24(CD-ROM). 304 (2001)
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[Publications] 西井和夫, 佐々木邦明, 鈴木陽介: "アクティビティ調査に基づく時間利用パターンの多変量解析手法を用いた類型化"交通工学研究発表会論文報告集. No.22. 149-152 (2002)
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[Publications] 西井和夫, 佐々木邦明, 小林剛: "都市間夜行高速バスの利用形態に関する判別要因分析"土木計画学研究・講演集. Vol.26(CD-ROM). 167 (2002)