2002 Fiscal Year Annual Research Report
固体表面上での組織化における個々の原子・分子の動的挙動の解明
Project/Area Number |
13650875
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
犬飼 潤治 東北大学, 大学院・工学研究科, 講師 (70245611)
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Keywords | ナノテクノロジー / 自己組織化 / 固液界面 / 原子・分子レベル / 超高真空 / 電気化学 / STM / LEED |
Research Abstract |
概要 本研究においては新たに装置を開発し、いくつかの例について原子・分子の2次元組織化過程を明らかにする事に成功した。 装置の開発 ・超高真空-電気化学複合装置の開発 表面原子配列の変化 ・Pt(100)再配列構造の気相中及び溶液中における表面化字的特性の解明。 表面上へのイオンや原子の吸着過程と薄膜形成過程 ・アルカリ溶液中におけるIr(111)上のシアン化物イオンの2次元膜形成。 ・硫酸溶液中におけるPd(111)電極上のCu超薄膜形成過程。 ・過塩素酸溶液中Ag(100)上ハロゲンイオンの2次元膜形成とAgBr超薄膜形成。 ・アルカリ溶液中Cu(111)上イオウ原子の2次元膜形成とCu_2S超薄膜形成。 表面上への有機分子の吸着過程 ・過塩素酸溶液中におけるAg(110),(100)及び(111)上のアントラセンの2次元膜形成。 ・溶液中及び真空中におけるRh(111)上のp-キシレンの2次元膜形成。 ・溶液中及び真空中におけるRh(111)及びPt(111)上のヒドロキノンの2次元膜形成。 ・フッ酸溶液中におけるRh(111)上ベンゼンのメチル基置換体の2次元膜形成。 ・過塩素酸溶液中におけるCu(111)上フェナントロリンの2次元膜形成。 ・過塩素酸溶液中におけるCu(110),(100)及び(111)上のベンゾトリアゾールの2次元膜形成。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] T.Shimooka, J.Inukai, K.Itaya: "Adlayer Structures of CI and Br and Growth of Bulk AgBr Layers on Ag(100) Electrodes"J. Electrochem. Soc.. 149. E19-E25 (2002)
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[Publications] M.Wakisaka, K.Suto, J.Inukai, K.Itaya: "Structure of p-Xylene Adlayer Formed on Rh(111) Surface in Vacuum Studied by STM and LEED"Langmuir. 18. 729-733 (2002)
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[Publications] M.Sugimasa, L-J.Wan, J.Inukai, K.Itaya: "Adlayer Structures of Benzotriazole on Cu(110),(100),and(111) in HCIO4 Solution : In situ Scanning Tunneling Microscopy"J. Electrochem. Soc.. 149. E367-E373 (2002)
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[Publications] M.Sugimasa, J.Inukai, K.Itaya: "Adlayer Structure of Sulfur on Cu(111) Electrode in Alkaline Solution"J. Electrochem. Soc.. 150(2). E110-E116 (2002)