2001 Fiscal Year Annual Research Report
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13650904
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
野島 正朋 大阪大学, 大学院・工学研究科, 教授 (80029181)
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Keywords | 大環状過酸化物 / 求電子的分子内環化反応 / ヨウ素イオン / 不飽和ヒドロペルオキシド / SCIHメディエータ / オゾン化 / 酸素酸化 |
Research Abstract |
1.1,1-ビスヒドロペルオキシシクロアルカンの二当量の不飽和ヨージドによるアルキル化で1,1-ビス(アルケニルペルオキシ)シクロアルカンが得られるが、それに続くメタノール中でのオゾン化、あるいはCo(II)を触媒とする酸素酸化により、片方の不飽和結合のみをヒドロペルオキシ化することに成功した。このようにして調製された不飽和ヒドロペルオキシドにI^+をメディエーターとする環化を適用したところ、目的の13員環過酸化物が50%もの収率で合成できることを見いだした。 2.より汎用性の高い大環状過酸化物合成法開発を目指し、新しい合成ユニットとして2-メトキシイソプロピル基で保護されたヨウ化アルキルヒドロペルオキシドを開発した。`次いで、このユニットを用いて多様な鎖長を持つ不飽和ヒドロペルオキシドを調製した後、I^+をメディエーターとする環化を試みた。その結果、12〜20の員環数を持つ環状過酸化物を約50%もの高収率で得ているが、20員環過酸化物はこれまで知られている環状過酸化物の中で最大の員環数を持つものである。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] T.Kokuyasu et al.: "Yingzhaosu A analogues : synthesis by the ozonolysis of unsaturated hydroeroxides, structural analysis and determination of anti-malarial activity"Tetrahedron. 57(28). 5979-5989 (2001)
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[Publications] K.J.McCullough et al.: "The synthesis and crystal structure analysis of novel macrocyclic peroxides"Tetrahedron Letters. 42(32). 5529-5532 (2001)
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[Publications] H.-S.Kim et al.: "Synthesis and Antimaiarial Activity of Novel Medium-Sized 1, 2, 4, 5-Tetraoxacycloalkanes"Journal of Medicinal Chemistry. 44(14). 2357-2361 (2001)