2002 Fiscal Year Annual Research Report
昆虫細胞内共生菌遺伝子の植物保護への応用-コナジラミ細胞内共生細菌遺伝子の解析-
Project/Area Number |
13660056
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Research Institution | Tohoku University |
Principal Investigator |
池上 正人 東北大学, 大学院・農学研究科, 教授 (00151275)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
村山 晶子 東京農業大学, バイオテクノロジーセンター, 助手 (90343566)
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Keywords | ジェミニウイルス / タバココナジラミ / GroEL / 形質転換タバコ / Bemiscia argentifori |
Research Abstract |
インドネシアでのトマト栽培に、Tomato leaf curl virtus (ToLCV) による被害が多発している。TLCVによるトマトへの被害を軽減する目的で、その媒介昆虫であるタバココナジラミ内部共生菌由来GroELタンパク質遺伝子を植物に導入するという新しい作物保護の方法について研究を行っている。ジェミニウイルス粒子はGroELと複合体を形成することによって、昆虫リンパ節通過時にウイルス粒子が崩壊されることなく唾液腺へ移行するものと推定される。そこで、酵母two-hybridシステムにより、GroELタンパク質はToLCV, Tomato yellow leaf curl virtus, Tobacco leaf curl virusなどの外被タンパク質と結合するかどうかを確かめたところ、結合することを確認した。したがって、GroEL遺伝子導入植物を作出することができれば、タバココナジラミによって伝播されるジェミニウイルスに効果が期待される。GroEL遺伝子導入タバコを作出するため、GroEL遺伝子の全長(1688塩基)をバイナリーベクター(pBI121)に連結し、タバコに形質転換を行い、形質転換タバコを得ることがができた。現在、形質転換タバコにおけるGroEL遺伝子の発現並びにToLCVに対する応答について研究を進めている。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Suzuki et al.: "The cenome organization of Pea stem necrosis virus and its assignment to the Genus Carmovirus"Intervirology. 45. 160-163 (2002)
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[Publications] Kon et al.: "Genome organization of an infectious clone of Tomato leaf curl virus, a new monoportite Begomovirus"J. Phytopathology. 150. 587-591 (2002)