2001 Fiscal Year Annual Research Report
水田水域の淡水魚類保全のためのミティゲーション技法の研究
Project/Area Number |
13660237
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Research Institution | Utsunomiya University |
Principal Investigator |
水谷 正一 宇都宮大学, 農学部, 教授 (70093143)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松井 宏之 宇都宮大学, 農学部, 助手 (30292577)
後藤 章 宇都宮大学, 農学部, 教授 (80162139)
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Keywords | 淡水魚 / ミティゲーション / 水田水域 / 小規模魚道 / 人工池 |
Research Abstract |
平成13年度の研究実績は次の通りである。 1.栃木県上三川町にある小河川-人工池-農業水路-水田において、小河川と水田域の間の魚類の遡上・降下調査を行った。その結果、人工池が魚類の生息に果たす役割が明らかとなった。この結果の一部は論文にまとめられ、学術誌の掲載された。 2.栃木県河内町の谷川水域において、河川-排水路-小規模魚道-土水路-水田の間の魚類の遡上・降下調査を行った。また、非灌漑期に水田および土水路で越冬するドジョウの生息調査を行った。この結果の一部は論文にまとめられ、学術誌の掲載された。 3.以上から、人工池および小規模魚道のミティゲーション効果を確認し、その具体的な機能について新たな知見を得ることができた。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] 杉原知加子, 水谷正一, 他2名: "河川と水田水域に連結する人工池が魚類の生息に果たす役割"農業土木学会誌. 69・9. 11-14 (2001)
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[Publications] 鈴木正貴, 水谷正一, 他1名: "水田水域における淡水魚の双方向移動を保証する小規模魚道の試作と実験"応用生態工学. 4・2. 163-177 (2001)