2001 Fiscal Year Annual Research Report
20年後追跡調査による学童期に実施したアレルギー皮膚テスト
Project/Area Number |
13670356
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Research Institution | Toyama Medical and Pharmaceutical University |
Principal Investigator |
濱西 島子 富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (50324041)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
成瀬 優知 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (30135008)
鏡森 定信 富山医科薬科大学, 医学部, 教授 (20019615)
関根 道和 富山医科薬科大学, 医学部, 助手 (30303225)
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Keywords | 学童 / 追跡調査 / 転出 / コホート脱落率 / 年齢差 / 地区差 |
Research Abstract |
目的:本研究の追跡調査の対象者の調査開始20年目の町内居住率を明らかにし、その居住年の年齢階級別および地区別の差異を検討し、次年度の本調査の基礎情報とする。 方法:過去の検診調査者リストから、その後20年および10年目の町内居住者を住民票より調査した。 結果:1.初回調査後20年目の対象者の年齢別町内居住率 初回調査時の小学校1年生161人(男89人、女72人)、そして中学1年生207人(男94人女113人)について再調査した。これらの対象者は20年目にはそれぞれ24〜25歳、30〜31歳になっており、その町内居住年は前者の男で60.7%、女で50.0%(両群に統計的な有意差なし)、後者の男で54.3%、女で26.5%(両群に統計的な有意差あり、P<0.001)であった。再調査時の15〜16歳および18〜19歳(高校卒業時)についてみたところその町内居住率は前者の男で89.2%、女で90.3%、後者の男で73.6%、女で74.0%であった。 2.初回調査後20年目の対象者の地区別にみた町内居住率 再調査時の28〜29歳では、農村地区の男で58.1%、女で30.8%、市街地区の男で46.2%、女で25.5%、30〜31歳では、農村地区の男で64.4%、女で22.9%、市街地区の男で44.9%、女で29.2%で両年齢群とも農村地区の男性でより高い率であった。 小活:追跡対象者の年齢上昇にともない町内居住率が減少する程度、および農村地区より市街地区で町内居住率がより減少する程度を明らかにした。
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