2001 Fiscal Year Annual Research Report
生活習慣と遺伝子診断に基づく発癌危険度予測―生活習慣の行動変容をめざして―
Project/Area Number |
13670374
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Research Institution | 宮崎医科大学 |
Principal Investigator |
加藤 貴彦 宮崎医科大学, 医学部, 教授 (70169506)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
黒田 嘉紀 宮崎医科大学, 医学部, 助手 (50234620)
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Keywords | シトクロームP450 / ビタミンDレセプター / 遺伝子多型 / 分子疫学 / 個体差 / 尿路上皮癌 / 胃癌 / 前立腺癌 |
Research Abstract |
1.胃癌120症例、健常者コントロール158例を用い、ニトロサミンの主要代謝酵素であるcytochromeP450 2A6(CYP2A6)遺伝子欠損型とcyctochromeP450 2E1(CYP2E1)RsaI多型の頻度を分析し、癌発症との関連性について疫学的に解析した。その結果、CYP2A6遺伝子欠損型と胃癌発症との関連性が認められた(オッズ比3.1)。組織型で層化したところ、高分化型腺癌との強い関連性を認めた(オッズ比4.9)(論文投稿中) 2.尿路上皮癌137症例、健常者コントロール217例を用い、ニトロサミンの主要代謝酵素であるcytochrome P450 2A6(CYP2A6)遺伝子欠損型とcytochromeP450 2E1(CYP2E1)Rsa I多型の頻度を分析し、癌発症との関連性について疫学的に解析した。症例全体、喫煙状態による層化分析のいづれにおいても、関連性は認められなかった(論文投稿中)。 3.前立腺癌115症例、健常者コントロール133例を用い、ビタミンDレセプター(VDR)の遺伝子多型と前立腺癌発症との関連性について疫学的に解析した。その結果、exon9、コドン352番目の多型が前立腺癌発症の遺伝的背景となっている可能性が示唆された。 4.遺伝子解析と行動変容に関する調査研究を行うための職域フィールドの設定をし、パイロット調査を実施した。
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Research Products
(1 results)
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[Publications] Takashi Hamasaki, Hisato Inatomi, Takahiko Katoh, et al.: "Clinical and pathological significance of vitamin D receptor gene polymorphism for prostate cancer which is associated with a higher mortality in Japanese"Endocrine Journal. 48. 543-549 (2001)