2003 Fiscal Year Annual Research Report
高齢者に対する給食サービスの栄養および健康状態改善効果
Project/Area Number |
13670405
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Research Institution | Bunkyo University Women's College |
Principal Investigator |
斉藤 貴美子 文教大学女子短期大学部, 教授 (50086899)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
辻 眞紀子 文教大学女子短期大学部, 講師 (30331458)
笠岡 誠一 文教大学女子短期大学部, 講師 (00331455)
中島 滋 文教大学女子短期大学部, 教授 (90149782)
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Keywords | 高齢者 / 栄養 / 健康状態 / BMI / 正常体重肥満 |
Research Abstract |
アンケート法を用いて、在宅高齢者を対象として食事調査を行った。調査期間は平成15年9月〜10月の特別な行事がない3日間とした。調査後、オリンパス光学製の解析ソフト「栄養相談室Verl.8」を用いて各調査対象者の摂取料理量より食品摂取量を求めた。さらに1日当たりの栄養素およびヒスチジン摂取量を算出した。 対象者のエネルギー充足度は122.7%であった。また三大栄養素(たんぱく質、脂質、および糖質)の充足度はそれぞれ、121.0%,150.8%,および107.9%であった。したがって、エネルギー摂取量はやや過剰であった。また、脂質摂取量も過剰であると判定された。無機質では、カルシウムの充足度がやや低く81.0%と%であった。ビタミンではビタミンEの充足度がわずかに100%を下回っていたが、その他のビタミンの充足度は全て100%以上であり、充足していた。また、食物緯維の充足度も100%以上であった。 対象者の栄養素充足状況は、エネルギーが過剰気味であり、その原因として脂質摂取量が多いことが考えられた。また、乳類および小魚類の摂取量が少ないことがカルシウム充足度の低さに影響していると考察された。 今までに行った、施設利用高齢者、独居高齢者の栄養状態との比較を行った。その結果、在宅高齢者は、施設利用および独居高齢者と比べると、エネルギー一充足度は高かった。しかし、その他の栄養素の充足状況は、ほぼ良好であった。
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